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特定課題研究ユニット詳細 2006年度

サステナブル・コンストラクション・ラボラトリー

研究所名 サステナブル・コンストラクション・ラボラトリー
研究課題名 環境共生型資源循環技術開発に関する研究
研究所概要 (研究実施概要)
A.東亜道路工業グループ受託研究:環境解体システムの開発
1.研究成果報告会の開催:当該年度は3年間の受託研究の最終年度に当たり,810ページ余の報告書を作成し,その成果報告会を,環境省,経済産業省,国土交通省,神奈川県をはじめ,総合建設業,財団法人,業協会,から100名余の参加者のもとに,アカデミーコモン2階で開催した。
2.システム普及のためのビデオ作成およびビッグサイトにおける展示:環境解体一元化システムの普及に向けたビデオ(13分)を作成した。また,6月に開催されたリフォーム&リニューアル展においてパネル展示とビデオを放映した。
3.学位論文の取得:共同研究者の一人が,受託研究を中心とした学位論文を提出し,2007年3月に博士を授与された。

B.アールインバーサテック受託研究:使用済み塩化ビニル系床材の低環境負荷・高付加価値型再資源化技術の開発
1.再資源化技術の根幹をなす微粉砕機構・装置,微粉砕したコンパウンドの配合技術等の開発を,NEDOの支援を受けて行った。その成果を日本建築学会,日本建築仕上学会等に発表した。
2.開発した機構,装置等については,海外特許も含めて3件出願した。
3.出願済みの特許については,ビッグサイトで開催されたリフォーム&リニューアル展においてデモンストレーションを行った。

C.国土交通省建設業課再委託(社団法人全国解体工事業団体連合会):木造建築物等の分別解体の手引き作成
1.当該年度は,2年間の受託の最終年度に当たり,200ページ余の手引き書を作成し,関係団体等へ刊行物およびCDRを配布した。

D.東京電力奨学寄附:再生骨材コンクリートの品質確保のためのマニュアル作成
1.東京電力,東電設計,大阪住友セメント等から選出された委員構成のもとで,マニュアルを作成し,再生骨材コンクリートの製造に関する大臣認定の基礎資料とした。
2.再生コンクリートの製造に関する特許を,東京電力,前田建設工業とともに出願し,特許を取得した。

E.日本コンクリート工業からの受託研究:撤去電柱から製造される再生骨材のコンクリート二次製品への適用
1.当該年度は,撤去電柱から製造される再生骨材の品質のバラツキを実験的に検討し,実用化へ向けた基礎資料を得た。
2.また,この再生骨材を用いたコンクリートについて,種々の要因が品質に及ぼす影響を明らかにし,大臣認定の基礎資料とした。
研究者 所属 氏名
  理工学部 教授 菊池雅史
  理工学部 助教授 小山明男
  理工学部 講師 加治屋亮一
    PD 福田俊之
研究期間 2004.4~2008.3
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