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社会連携・社会貢献

生死観をつくりなおす~日本文化基層の生と死を探る~弥生・古墳時代の生と死・南島の生と死

開催期間:2014年06月28日
明治大学 社会連携事務室

 日本人の生と死をめぐる観念と思考が混乱している。その原因は仏教は築き上げてきた生死観が現代世界の中でリアリティを失っているからである。この混迷から脱出するために、仏教以前の基層文化における生死観を探る。
本講座は明治大学野生の科学研究所と、明治大学死生学・基層文化研究所の協同主催によって開催される。

▶Program
第一部:弥生・古墳時代の生と死  講師:新谷
第二部:南島の生と死  講師:金山

日 時:6月28日(土)13:00~17:00(開場12:30)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
料 金:明大生、リバティアカデミー会員:無料/一般:1,000円
申 込:事前予約制です(全席自由、先着180名)
    ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
    academy.meiji.jp/course/detail/1608/ 

■講師紹介
中沢 新一(なかざわ しんいち)
コーディネータ・明治大学特任教授、野生の科学研究所 所長
1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。チベット仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓。著書に『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『精霊の王』、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『鳥の仏教』など多数。最新刊に『日本の大転換』(集英社新書)がある。

新谷 尚紀(しんたに たかのり)
國學院大学教授
1948年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業、1977年同大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。編著に『生老死と儀礼に関する通史的研究』、著書に『神々の原像 祭祀の小宇宙』、『お葬式 死と慰霊の日本史』、『伊勢神宮と三種の神器』など多数。

金山 秋男(かねやま あきお)
明治大学法学部教授、明治大学死生学・基層文化研究所代表
1948年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は死生学、宗教民俗学。著書に『「生と死」の図像学』、『巡礼-その世界』、『人はなぜ旅にでるのか』、『生と死の東西文化史』(いずれも共著)など。道元の「正法眼蔵」に関するものを中心に、仏教思想関係論文多数。現在、明治大学野生の科学研究所副所長、明治大学死生学・基層文化研究所代表、国際熊野学会副代表、日本臨床美術協会理事。
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局

駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp.