リバティアカデミーでは12月6日、ファッションデザイナー山縣良和氏を迎え、鳥取県との連携講座「山陰とファッションの融合」を開催しました。
当日は、山縣氏のレーベルであるwritten byの2015SSインスタレーション、山縣氏と商学部鈴木順之特任講師の対談という、２部構成で行われました。
会場であるリバティホールを一歩入ると、別世界が広がっています。インスタレーションを行うにあたり、檀上には山縣氏の出身県である鳥取県から運搬してきたベッドや棚を配し、作品の世界観が舞台上に表現されました。
受付にて受け取った花を、舞台上のモデルに渡すという「受講生参加型」の形式で開始したため、作品の世界観に触れ、会場の期待感はますます膨れあがります。暗転の後に始まったショーでは、2015コレクションを着用した７名のモデルが登場し、約15分間のストーリーを堪能しました。
第２部の対談では本講座のテーマである、山陰とファッションの融合について、なぜ生まれ故郷の鳥取県を題材としてデザインを行うのか、ファッションデザイナーとは、ファッションビジネスとは、という観点から語られました。また、ロンドン留学時代の話や、今後山縣氏が目標とする、地方の問題を解決するビジネスの形にも話が及び、受講生はめったに聞く事ができない内容に熱心に耳を傾けました。
会場からの質疑応答では沢山の手が上がり、「ファッションにおける地方と都市、それぞれの魅力はどんな所なのか」「今後デザイナーとして世界に進出するにあたり、なぜ地域との関わりを大切にしているのか」等の質問に対しても、一つ一つ丁寧な回答があり、幅広い年齢層の受講生にも大満足な講座となりました。
