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震災等復興活動

復興支援ボランティアで福島大と明大の学生が交流−ボランティア活動報告会の開催と福島県物産の販売

2011年08月08日
明治大学 震災復興支援センター

 東日本大震災の復興支援に向けて福島大学と明治大学の学生が連携しようと,8月5日(金)から9日(火)までの間,明治大学「浦安ボランティア活動拠点」にて,両大学の学生が交流を始めました。この交流は,東日本大震災で液状化被害を受けた千葉県浦安市を拠点に復興支援ボランティアに取り組む明治大の学生が、福島大でボランティアセンターを運営する学生さんを招き,被災地同士で復興支援活動を進めようとするものです。明治大学震災復興支援センターの活動である『被災地サポートマルシェ』にて,福島県郡山市との交流,物産販売を継続していたことを縁に両大学の交流が実現しました。

(1)福島大学ボランティアセンター「ボランティア活動報告会」
 8月7日14時より、明治大学「浦安ボランティア活動拠点」で、福島大学ボランティアセンターの3人の学生さんが同センターでのボランティア活動についてプレゼンを行いました。司会,運営を明大のボランティア実習講座を受講している学生さんが行い,明大のボランティアサークルの学生さんや浦安市民の方等,20名程が参加してくださいました。

 報告は,震災をきっかけとして学生が中心となって「福島大学ボランティアセンター」を設立した経緯から始まりました。どうして立ち上げたのか、なぜ参加したのか等、3月11日以降の活動を踏まえ,3人からのプレゼンテーションがありました。福島大学は「避難所」に指定されたため,その避難所運営が活動の1つでした。「足湯」の活動をしたら、そこでの会話から避難所のニーズがわかり活動のヒントにしたとのこと,家が暑いとおっしゃる方の家に行ってゴーヤなどで緑のカーテンを作ったこと,また3月以降誕生日会ができなかった人たちに合同誕生日会を行ったことなど具体的な報告がありました。現在,150名近くの学生が登録し,さまざまな活動をしているが,人手や資金が足りないため工夫しているとの苦労も披露されました。

 質疑では、避難所運営で嬉しかったこと、困ったことは何だったか等の質問があり、リーダーの伊藤航君が,避難所の方々と家族のようになった喜びとともに、別れの時はつらかった等とエピソードを語り,聴講した本学の学生と復興支援のあり方,ボランティアのあり方,また大学間共同しての活動等について理解を深めました。

 報告会は,2時間弱で終了しましたが,被災地福島と同じ被災地である浦安,また福島大と明大との橋渡しとなる貴重な機会となりました。

(2)「被災地サポートマルシェ」にて福島県の物産品の共同販売
 震災復興支援センターが,毎週土日に「浦安ボランティア活動拠点」に隣接するスーパーの店頭で開催している「被災地サポートマルシェ」にて,この6日・7日は市川市内にも臨時のマルシェを開設し,甘酒やせんべいといった福島県内の特産品や福島の特製Tシャツ,復興を願うステッカー等を福島大の学生さんと共同で販売しました。「被災地サポートマルシェ」では,従来から福島県産品の販売をしていましたが,この週末には福島大学ボランティアセンターの水色のポロシャツの学生さんと,紫紺の法被を着た明大の学生さんとのタッグにより,夕刻には完売に近い成果を上げることができました。福島大の学生さんからは「風評による被害で困っているのは事実ですが,首都圏の市民の皆さんが正確な情報を把握していて応援してくれたことに感謝します」との感想が聞かれました。

お問い合わせ先

明治大学教学企画事務室(震災復興支援センター)

駿河台キャンパス
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