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震災等復興活動

中学生と東北被災地大船渡のボランティア活動に参加しました

2012年04月01日
明治大学 震災復興支援センター

 明治大学震災復興支援センターは3月25日、本学学生と浦安市立入船中学校の生徒による岩手県大船渡市のボランティア活動を行いました。本学の学生と入船中学校の生徒は大船渡の中学生との交流会のため,前日から訪れていていました。
(今回のボランティア活動及び大船渡の中学生との交流会は文部科学省復興教育支援事業の一環で開催しました。)

 今回のボランティア活動では、津波で壊滅的被害を受け、現在は営業が完全にストップしている漁業加工場の泥出し作業を行いました。震災前はアワビの加工を行っていたこの工場は、工場の天井高を優に超える大津波に襲われ,その際に工場の地面は一面泥で覆われてしまいました。しかしボランティアの方々の地道な清掃・泥出し作業が行われ、来年の夏から再び営業できる見込みとなりました。

 学生たちは当日朝、大船渡社協ボランティアセンターに集合し、ボランティア活動の受付を済ませ、現地へと移動しました。
 現地では、泥が残った箇所の中からその日に作業を行う一画にボランティアが集められ、泥の中から余計なゴミ等を分別し、泥だけを集めて袋に詰めるという作業を行いました。本学学生と入船中学校の生徒を含め、泥出し作業を行ったおよそ30名のボランティアの半日に渡る作業により、朝には泥だらけだったその一画は作業終了時にはとても綺麗になっていました。

 昨年もこのボランティア活動に参加した本学の学生は、「昨年は一面泥だらけのなか、ひたすらに泥出しを行った。正直、泥の中から何が出てくるか不安で怖かった。しかし今回はだいぶ片付いた状況での作業となり、着実に復興へ向けて進んでいることを感じた」としながらも、前日に東北被災地で最も復興が遅れている陸前高田を訪れていた経験から、「大船渡のボランティア活動が一段落ついたとしても、陸前高田は被災状況が酷く手つかずの状況にある。そういったところのお手伝いもしていきたい」と語ってくれました。