4月20日、震災復興支援センター副センター長の水野勝之商学部教授と客員研究員井草剛さんが、復興支援における現在の大学の役割についての聞き取り調査を岩手県大船渡市で行いました。
震災から2年がたち大学として今、どのような支援が必要か調査をする必要がありました。当日は大船渡市の仮設商店街「おおふなと夢商店街」、および隣接するスーパーマーケット前で聞き取り調査を行い、83名(男性35名女性48名)の方にお話を伺うことができました。以下、その調査結果をご紹介します(Q.1のかっこ内は、大学に行ってほしいこととしてあげられた具体例です)。
Q.1 現在大学にはどのようなことを期待していますか?(複数回答可)
1 お祭りなどでのお手伝い 18人
(具体案:明大祭の被災地開催、五年祭の補助等)
2 講演会や講座の開催 4人
(具体案:大学の講義を定期開催、足つぼ教室等)
3 新商品を販売するお手伝い 6人
(具体案:寿司屋の宣伝・集客等)
4 観光・交流イベントの実施 11人
(具体案:被災地ツアーの企画・実施、ビーチイベント等)
5 日常のボランティア活動 10人
(具体案:仮設住宅の訪問・会話・マッサージ)
6 その他 7人
(具体案:防犯のための夏期の草刈り、明大マンドリンクラブの演奏等)
Q.2 現在行っている明治大学のマンガイラスト教室の継続について、どのように考えていますか?
1 賛成 70人
2 やや賛成 9人
3 あまり賛成ではない 0人
4 賛成ではない 4人
Q.3 現在行っている明治大学の子どもたちへの学習支援継続について、どのように考えていますか?
1 賛成 76人
2 やや賛成 0人
3 あまり賛成ではない 0人
4 賛成ではない 7人
Q.1では、今必要な大学の支援の方法を具体的にあげていただきました。また、Q.2、Q.3では多くの方からこれまで本学が行ってきたイラスト教室や学習支援活動の継続にご支持をいただきました。お訪ねした方々からは、本学の復興支援への期待の大きさが伺われました。今回の結果を震災復興支援センターの今後の活動に反映させていただきます。
調査にご協力をいただいた皆様、ありがとうございました。