法学部阪井ゼミナールの学生から、岩手県大船渡市を訪問したとの報告がありましたのでご紹介します。
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今回、僕たち3年生(当時2年生)は「学習支援」と「復興の現状を知る」という目的で大船渡市へ行きました。中には過去にボランティアなどで行ったことのある者もいますが、ほとんどが初めてでした。
まず、震災から3年経った今でも復興は思っているよりも進んでいないという印象を受けました。市内ではたくさんトラックを見かけたり、プレハブの建物が多かったり、津波の被害を大きく受けた沿岸部は更地が多かったりと、テレビではあまり報道されないような部分を目の当たりにしました。また実際、津波の被害を受けた方の話を聞き震災の恐ろしさを感じました。現状を知るためにとても貴重な体験ができたと思っています。
しかし、現地にはたくさんの自然があり美味しいものがあり、温かく元気な人々がいるということも僕たちの印象に残っています。プレハブで作られた商店街や名産を使ったご当地メニューなど、復興に向けた人々のベクトルは同じ方向に向いているのだなと感じました。
そして、そのような光景を見て実体験を聞き、自分たちに今何ができるかということと、どの場所ではどのような復興支援をするのが最善なのかということを考えなければならないと思いました。そのためには現地の人ともっと交流し、たくさんの話を聞いて自分たちの中でうまく昇華し、最善の復興支援をさせてもらえたらそれが一番やり甲斐のあることだと思います。
初めての大船渡ということで先輩方に頼りっぱなしになってしまい、自分たちが率先して動くことができなかったことなど不慣れな点が多々ありましたが、先輩方の現地の方々とのコミュニケーションの取り方など見習うべき点がたくさんあったので、これからこの活動に精力的な4年生を参考に、今の活動をより最善の活動にするために一人一人が考えて行動しようと思いました。
法学部法律学科 阪井和男ゼミナール3年
小川 雅大