岩手県陸前高田市の現状報告
研究室で作成した模型の報告
生田キャンパスでの写真展
震災復興支援センターは6月19日(木)、生田キャンパスメディアホールにて学生による震災復興支援活動報告会を開催しました。この報告会は、生田キャンパス中央校舎1階入り口付近で開催中の第3回写真展「私たちは忘れない—今、明大生にできること」(6月18日(水)~6月30日(月))と連動した企画です。
針谷震災復興支援センター長の司会進行のもと、学生による震災復興支援ボランティア活動報告、生田ボランティアセンターによるボランティア活動にあたっての手続方法の説明を行いました。
◎学生による震災復興支援活動報告:
『誰のための復興?-支援活動から見えた被災地の現実-』
理工学研究科新領域創造専攻博士前期課程2年 織田 真美
理工学研究科新領域創造専攻博士前期課程1年 小林 大祐
<内容>
織田さん、小林さんが所属する都市計画研究室による岩手県陸前高田市での活動について報告がありました。
すぐに取り組める防災対策として、「大切なことは逃げること」だとし、「逃げ地図」(正式名称:避難地形時間地図)の作成の場を提供したことについて報告がありました。「逃げ地図」作成の作業において、これまで安全だと思われていた道が、実際は危険であったことが分かった等の成果を得ることができたそうです。
また、次世代復興モデル都市づくりに貢献し、住民のコミュニティスペースを作成している団体の活動も支援しており、模型を作成しディスカッションの場を提供していることについても話がありました。
さらに,支援の方法として実際に「被災地を訪れ、見る」ことの重要性についても報告がありました。
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【生田キャンパスでの写真展】
期間:6月18日(水)~ 6月30日(月)
場所:中央校舎1階入り口付近
第3回写真展は、震災の風化を防ぐことも目的とし、5月17日(土)に和泉キャンパスを皮切りに、中野キャンパス、生田キャンパスとそれぞれ約2週間づつ巡回して、本学と震災復興に関する協定を締結している岩手県大船渡市、宮城県気仙沼市、福島県新地町の復興状況や、学生の支援活動の様子を伝えています。