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震災等復興活動

本学公認サークル「しんちーむ」による福島県新地町での活動報告(特別授業開催)

2017年08月23日
明治大学 震災復興支援センター

 本学公認サークル「しんちーむ」の学生から、福島県新地町で行った活動について、寄稿がありましたので紹介します。
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 私たち、ボランティアサークル「しんちーむ」では、8月17日(木)から8月21日(月)までの5日間、福島県新地町で活動を行いました。ここでは、8月17日(木)と8月18日(金)の2日間にかけて行った、新地町にある3校の小学校(福田小学校、新地小学校、駒ケ嶺小学校)における活動について報告します。小学校では、特別授業、夏休みの宿題サポート、レクリエーションを中心に、3つの活動を行いました。

 まずは、特別授業。今回の特別授業は、3月に行った特別授業を踏まえたものでした。3月の特別授業では、各小学校ごとに異なるテーマに対して「行動目標」というものを決定しました。今回は、その決定した行動目標がどれだけ達成できているのか、事前に配布したアンケート用紙を基に、振り返りや今後の課題などについて、大学生も加わり、グループに分かれて話し合いました。グループでの話し合いの後は、クラス全体で、各グループで出た意見を発表し、クラスメイトの考えや思いなどを共有しました。私は、今回初めて特別授業に参加しましたが、実際、話し合いを進めていくと、児童の意見を生かしつつ、適宜アドバイスをするということの難しさも感じました。反省点として、次回の特別授業に生かしていきたいと思います。

 次に、夏休みの宿題のサポートも行いました。私たち大学生と協力して、難しい問題にも挑戦しました。解き方が分かった時の小学生の嬉しそうな表情は、今でも印象に残っています。残り少なくなった夏休みを有意義に過ごすためにも、集中して宿題を終わらせました。

 そして、最後に体育館でレクリエーションを行いました。今回は、「ホウバ・バンデイラ」という遊びをしました。これは、ブラジルの遊びで、異文化に接するきっかけ作りの1つとして実施しました。はじめに、ブラジルという国についても説明し、普段とは一味違った学びになったのではないかと思います。試合は、大学生も参加しましたが、小学生のパワーあふれる動きで、終始、白熱した戦いが繰り広げられました。今回の遊びが、異文化に興味をもつ契機となればうれしい限りです。
 小学校での活動の他にも、各小学校に併設される児童館での活動も行いました。児童館では多くの小学生と様々な遊びをして、仲を深めました。

 今回の活動は、私にとって新地町での2度目の活動でしたが、またすぐに新地町に来たい!と強く思っています。今後も、小学生が楽しみながら、様々な経験ができるよう、全力で活動に取り組んでいきたいと思っています。また、新地町での活動を通して、私自身も小学生とともに、いろいろなものを吸収していきたいです。
 最後になりますが、町役場の方、教育委員会や各小学校、児童館の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
しんちーむ 文学部1年 
安部 良真