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震災等復興活動

岡山県倉敷市真備町でのボランティア活動報告

2019年01月23日
明治大学

倉敷市災害ボランティアセンター倉敷市災害ボランティアセンター

ボランティアセンターの前で参加者たちと撮影ボランティアセンターの前で参加者たちと撮影

西日本豪雨において甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町において,本学学生がボランティア活動を行いました。真備町での活動の様子について寄稿がありましたのでご紹介いたします。
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 私が今回の震災復興支援活動を通じて被災者の人たちのボランティア参加者への思いや被災地の具体的な被災状況と被災者の人たちの今の生活状況などを具体的に知る事ができました。

 私たちが支援活動を行った岡山県倉敷市真備町では私達の活動時にはほとんどの家庭がリフォーム作業の途中であり、まだボランティアを欲している被災者の方の調査や被災者の方の中に身体的に疲れている方がいないかの訪問的な調査を行う活動をしました。
 その中で、被災者の方々と直接お話する機会があり、被災者が体験した豪雨の実際の被害などを聞かせていただきました。坂道になっている道沿いから波のようなものが押し寄せてきて、みんなが2階に避難したが一階建ての建物の居住者は助からなかったことや身体の不自由な方は避難するのに間に合わなかったことなどを実際に聞くことができました。
 被災者の方々が語ってくれたお話は実際の被災者には本当に辛かったことだと思いましたし、こういう話を聞かせて頂いて辛い事を思い出させてしまったと思いましたが、被災者の方はそれを乗り越える以上に前向きな姿勢で目に光を持っていた事はとても心に焼き付いています。

 被災者の方は私たちに、「今回の豪雨はとても辛く悲しいことや大変なことがいっぱいあったけど、気づかされたことがいっぱいある。熊本で災害があった時にテレビだけの存在だと思っていた。でも、実際に身に降りかかった時に遠くから足を運んで助けに来てくれたボランティアの方の心の温かさや感謝の気もち。あとは、家のゴミを片付けていた時に出てきたゴミの量と捨てられなかった服に人の物欲の怖さだね。忘れてはならないね。」と語ってくれました。

 今回のボランティア活動は私にとって被災者の思いや被災状況などを直に聞くことができた貴重な体験であり、忘れられないものになりました。今回の活動で感じた事は、絶対に忘れず、次回何らかのボランティア活動を行う際には1人1人の思いを大切にして、今回の活動を活かしたいと思っています。

商学部4年
北川 貴之