これが明治大学経営学部だ

様子

 経営学部では、「グローバル経営人材」と「価値創造人材」を輩出することを目標に、さまざまな授業科目を設置しています。
 学生は4年間のカリキュラムを通して、多様な科目をバランスよく学ぶことが義務付けられています。1・2年次は、一般教養科目と語学を中心に勉強しますが、経営総論、経営学、会計学、公共経営学、近代経済学などの学部必修科目、基礎専門科目も学習します。2年次からは経営学科、会計学科、公共経営学科の3学科に分かれて学科必修科目を学び、3・4年次には学科専門科目を中心に専門領域を深く研究するようになっています。
 ローカルからグローバルの幅広い経営課題を発見・解決できる「グローバル経営人材」の育成を目指して、学部独自の多様なプログラムも用意しています。夏休み・春休みの4週間を利用した海外短期ビジネスプログラムのIBP、学部間協定校のヴィクトリア大学(カナダ)でビジネス専門科目を学ぶISIBMといった短期留学制度に加え、海外の12大学13学部と学生交流協定を結んで学生の派遣・受入を行っています。2015年度には、英語スキルと専門知識を身につけるためのグローバル経営人材育成トラックGREATを設置したことに加えて、入学から5年間で日本と海外の両方の学位を取得できるデュアルディグリー・プログラムも開始しました。実用英語運用能力を高めるために、TOEICの全学生受験を実施し、海外留学や国際ビジネスでの活躍をめざす学生のためのTOEFL高得点獲得にも力を入れています。
 また、新たなビジネス環境や日常業務に価値を見いだし組織体をリードできる「価値創造人材」の育成を目指して、アクティブ・ラーニングやプロジェクト・ベース・ラーニングを取り入れた体験型授業を展開しています。フィールドスタディでは教室外での調査・実習を通じて、グローバル・サービスラーニングでは海外での社会奉仕活動を通じて、社会的課題の発見と解決に取り組みます。2015年度には、協力企業の現場の課題にグループワークで挑戦するフューチャースキル講座を設置しました。さらに、キャリア形成入門により、社会人基礎力を段階的に醸成します。また、経営学部では演習(ゼミナール)が60以上も設置され、ほとんどの学生が演習に所属し、少人数の濃密な授業をゼミの先生やゼミ員と経験します。ゼミ合宿やコンパを通じて親睦を深め、生涯にわたる友人を得ることもできるでしょう。
 1953年に私立大学では日本最初の経営学部として発足した本学部は、2013年には創立60周年を迎えました。営利企業(FPO: For-Profit Organization)や非営利企業(NPO: Non-Profit Organization)、あるいは政府機関、さらには公認会計士や税理士などの専門職に、多彩な学生を送り出しています。学部を卒業してから、高度専門職業人となるために、経営学研究科などの大学院に進学したり、さらに博士後期課程(ドクターコース)に進んで、大学教員・研究者になる人もいます。
 以上のように、多種多彩な教育を通じて、グローバル社会に有用な人材を送り出すことが経営学部のミッションと言えるでしょう。