9月14日に明治大学黒川農場で行われた「竹炭シンポジウム」の記事が農業共済新聞(9月28日付)に掲載されました。
詳細は、以下のとおりです。
竹林の拡大による森林の荒廃が全国的に進み、景観や生態系保全に影響しています。荒廃の原因のひとつとして竹の有効活用が進まないため、放置竹林が増加していることがあげられます。そこで、竹の有効活用として農業利用を考えるために、2016年9月14日(水)、黒川農場において「竹炭シンポジウム」が開催されました。このシンポジウムは、明治大学・川崎市黒川地域連携協議会とNPO 法人K-BETSが主催し、NPO 法人竹もりの里の共催により実施されました。
折から台風の影響で雨続きで天候が心配されましたが、奇跡的に好天になり、一般参加者100名以上、関係者35名と多くの方がお集まり下さいました。
シンポジウムに先立ち、10時から13時まで、NPO 法人竹もりの里が開発した簡易炭化器による竹炭製造実演(写真1)を行い、約500kgの竹を炭にしました。
13時30分から行われたシンポジウムでは、明治大学藤原特任教授による基調講演「竹炭の農業利用」に続き、以下の4つの事例発表(写真2)が行われ、盛会に終わりました。
➀「川崎市の緑地保全施策と里山の再生に向けて」川崎市麻生区役所道路公園センター鈴木所長
②「千葉県長生郡市における竹林整備活動と大型炭化炉による竹炭づくり」NPO 法人竹もりの里 鹿嶋理事長
③「竹炭による土壌改良実験結果」NPO 法人K-BETS 篠崎理事
④「家庭で竹炭を使った有機野菜栽培と花作り」NPO 法人K-BETS 福島理事