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明治大学黒川農場

得意な才能を伸ばす教育(理数)(主催:東京都教育委員会)を実施しました

2025年12月04日
明治大学 農学部事務室

写真1 ムラサキの収穫写真1 ムラサキの収穫

写真2 課題1写真2 課題1

写真3 課題1写真3 課題1

写真4 課題2写真4 課題2

写真5 課題2写真5 課題2

写真6 課題2写真6 課題2

写真7 課題3写真7 課題3

写真8 課題3写真8 課題3

写真9 研究発表会写真9 研究発表会

東京都教育委員会は、2022年度から「理数分野に得意な才能をもつ生徒に対する高度な理数分野の教育プログラムを構築し、生徒一人ひとりの理数分野の才能を伸長するとともに、世界を牽引するトップ層の科学者及び研究者を育成する。」ことを目的として、「得意な才能を伸ばす教育(理数)」を実施しています。

対象は、都立高等学校第1・2学年および都立中等教育学校後期課程第4・5学年に在籍する生徒約40名で、内容は、「講演」、「施設探訪」、「課題研究」の3つのプログラムを受講します。生徒は、「課題研究」プログラムには本学をはじめ、千葉大学、電気通信大学、東京大学、東京都立大学、東京農工大学の6大学全8プログラムの中から希望調査によって決定した1プログラムに参加します。

黒川農場では、2025年8月4日(月)~6日(火)の3日間、東京都立園芸高等学校の4名に、「万葉の植物ムラサキと紫根染を学ぶ」をテーマにした「課題研究」プログラムを実施しました。
実施内容は、次のとおりです。

【講義】担当:伊藤善一専任講師、農学研究科博士課程1年 越田薫子
1 絶滅危惧種「ムラサキ」の栽培
2 紫根コスメ ~“色”の世界を学ぶ~
3 紫根の色素「シコニン誘導体」の分析 ~“分析”の世界を学ぶ~

【ムラサキの栽培施設見学・収穫】伊藤善一・隅田裕明(客員研究員)・越田薫子
・ムラサキの筒栽培見学、収穫、根の洗浄・乾燥(写真1)

【実験】担当:伊藤善一・隅田裕明・越田薫子
課題1 薄層クロマトグラフィーによるシコニン誘導体の色素の分析(写真2・3)
課題2 紫根染 ~媒染剤の種類による色彩の違い~(写真4・5・6)
課題3 自作した紫根リップ・紫根グロスのJIS標準色票を使用しての測色(写真7・8)

また、9月23日(火)(会場:新宿NSビル)に課題研究発表会が行われ、「課題研究」プログラムを受講した高校生が、研究の成果等を発表しました。(写真9)


東京都教育委員会HP:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/high_school/event_and_information/develop_talents_sciences_r6.html

昨年度までの様子:
2023年度:www.meiji.ac.jp/agri/kurokawa/news/2023/mkmht000000ns47x.html
2024年度:www.meiji.ac.jp/agri/kurokawa/news/2024/mkmht000001x1r3s.html