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大学の世界展開力強化事業

2019年度共創FDワークショップ・CLMV学生会議を実施しました

2019年09月02日
明治大学 国際連携事務室

タイ・バンコクに所在する明治大学アセアンセンターにおいて、8月23日(金)~25日(日)の期間、第3回「共創FDワークショップ」及び「CLMV学生会議」を開催しました。

本事業採択後、3回目の実施となる2019年度は、カンボジア工科大学、ラオス国立大学、ハノイ大学、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学、ベトナム国家大学ハノイ外国語大学、シンガポール国立大学、チュラロンコン大学、シーナカリンウィロート大学、モンクット王工科大学ラカバン校、タマサート大学から教員10名と学生21名を招聘し,本学からは教員・TA10名と学生29名が参加して実施しました。

初日の8月23日(金)には、シーナカリンウィロート大学・在バンコク日本大使館・ESCAP・明治大学からの代表者による開会挨拶に続いて、参加学生を2グループに分け、1グループ目はタイの政府機関The Community Organizations Development Institute (CODI)へ、2グループ目はKlong toeyを昨年度に引き続き訪問しました。さらに今年は訪問先機関のご協力により、CODI訪問グループは船に乗船し、川からスラム地区を見学しました。

翌24日(土)には、各参加機関から事前にご準備いただいたプレゼンテーション資料の発表を踏まえながら、教員・学生に分かれ、共創FDワークショップおよびCLMV学生会議を平行して実施しました。

共創FDワークショップでは、招聘教員による各専門分野における各国の都市化に伴う問題点にかかるプレゼンテーションが行われた後、「アジア型の将来都市構想」に向けた教育力の向上や意識共有に係る活発な議論・意見交換が行われ、将来的に国際的かつ地域に根差したスペシャリストの育成を目的とする教育システムを創造することを目指して協議が行われました。

CLMV学生会議では、本学および海外交流大学の学生が4グループに分かれ、各地域の「貧困」「交通」「観光」「市民参加」について、
Team A「Path to Safe, Sustainable, Inclusive, Resilience Society」
Team B「Urban Planning and its Civil Participation for Sustainable Urbanization Development」
Team C「Comparision of Urbanization Issues with CLMV, Japan and Thailand」
Team D「Japanese Experience & Solution on Urbanization Issues, and Assistance to ASEAN Urbanization」
というテーマに基づき議論しました。

最終日である25日(日)には、ラップアップセッションにおいて、各グループで話し合われた内容について発表を行いました。問題点を共有し、解決策について参加教員からの助言や質疑応答が行われました。学生個人の経験・専門やバックグラウンドを超えて、経済発展の段階が異なる各国が抱える都市化に伴う問題点を共有しながら解決策をアカデミックな知見を学生同士で協議し、考え、プレゼンテーション資料にまとめるという作業を通じて、語学力習得の必要性を学生自身が強く認識するきっかけとなりました。また、各地域の特徴に根差した発展・開発・解決策の創造の重要性を改めて認識する重要な機会となりました。

3度目の会議実施となった本年は、過去2回の本会議の実績を踏まえ、さらに本学・海外交流連携大学の教員・学生間の連携をより一層強固なものにすることができ、これまで以上に発展的な議論を行うことができました。本補助金事業の最終年度である来年度に向けて、これまでの協議内容を積み重ね、都市化に伴う課題にかかる解決へ向けた政策提言にまとめていきたいと考えています。



フィールドトリップ(CODI)フィールドトリップ(CODI)

フィールドトリップ(CODI)フィールドトリップ(CODI)

フィールドトリップ(クロントイ)フィールドトリップ(クロントイ)

フィールドトリップ(クロントイ)フィールドトリップ(クロントイ)

共創FDワークショップ共創FDワークショップ

共創FDワークショップ共創FDワークショップ

CLMV学生会議CLMV学生会議

CLMV学生会議CLMV学生会議

ラップアップセッションラップアップセッション

参加者集合写真参加者集合写真