セントポール大聖堂
模擬裁判では、医師として英語で証言したり、ストライキで鉄道が止まる中でロンドンを観光したりと、日本ではできない経験ばかりでした。もちろん、お店での会話や友人と過ごす時間といった日常も、見るもの、触れるもの、聞くことすべてが新鮮で、深い学びとなりました。この1ヶ月間、試行錯誤を繰り返しながら、海外で生活し切ったことは、私にとって大きな自信となりました。一つ一つの経験が、今後の人生の大きな糧になったと感じています。
PAさんとお絵かき
中庭でメンバーの誕生日パーティーの様子
もちろん英語力も向上しましたが、それ以上に大切なのは伝えようとする姿勢だと学びました。英単語が出てこなくてもジェスチャーを交えたり、相手の言葉が分からなければ素直に聞き返したりと、完璧な英語でなくても、相手と真摯に向き合い、会話をする姿勢が身につきました。
また、様々な国籍や背景を持つ人と議論を行う中で、物事をより多角的に捉えられるようになったと考えています。一つの事柄に対して、多様な意見が存在することを知り、自身の先入観にとらわれない柔軟な思考力も身に付いたと考えています。
大英博物館
■学習面での気づき
自分の英語力の不足を改めて痛感しました。話したいことが英語で伝えられないもどかしさ、相手の話を理解できない辛さを身をもって知ったことは、今後の学習のモチベーションにつながっています。また、単なる知識ではなく、イギリスの文化、歴史、環境への取り組みなどを、実生活の中で肌で感じることで、改めて日本との違いに気づくことができました。
１ヶ月の海外生活をやり遂げたことが大きな自信となりました。もっと視野を広げ、大きなフィールドで働きたいと、海外勤務に強く興味を持つようになりました。
ボートからの景色
ケンブリッジでのパンティング（ボート）です。ケンブリッジは、ボートが有名で、観光スポットになっています。お金を払い、ツアーに参加することもできますが、私たちは、PAさんにお願いして船を借りました。想像以上に操縦が難しく、水面に枝垂れた木に突っ込んだ瞬間は涙が出るほど笑いました。ハプニングも含めて最高の思い出です。川から眺める景色は格別で、歴史ある美しい各カレッジを巡ることができ、本当に貴重な体験になりました。また、寮の中庭でみんなでパーティーをしたり、パブに行ったりとケンブリッジでの生活そのものも非常に充実していました。また、ロンドンでは、大英博物館を訪れたり、本場の演劇を鑑賞しました。特にセントポール大聖堂は圧巻です。さらに飛行機でスコットランドのエディンバラに行ったのですが、街全体が美しく、カールトンヒルから見渡す景色は、今でも忘れられません。
カールトンヒルからの景色
私自身、就職活動との両立や英語力の不足、そして1ヶ月の海外生活といった様々な不安から、研修への参加をギリギリまで迷っていました。ですが、今ではこの研修が自分の人生において、大きな財産となり、心から参加してよかった、挑戦してよかったと思います。もし、英語力や授業の難易度を心配しているなら、全く心配いりません。現地での授業やテストは、現地の学生や先生、チームのサポートがあるので、乗り越えられます。また、この研修をどのようなものにするかは、すべてあなた次第だと思います。ただ受け身で参加するのではなく、明確な目標を持って、積極的に色々なことに挑戦し、現地での出会いや学びを最大限に吸収して欲しいです。