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生田第2校舎A館

生田第2校舎A館
明治大学生田第二校舎A館は将来のキャンパス整備を視野に入れながら、老朽化した第二校舎3号館の建替えと更なる教育環境の充実を目的として建設されました。生田キャンパスは多摩丘陵の高台に位置し、設計にあたっては、周囲の豊かな自然環境と共生しながら、教職員や学生が専門領域を越えて交流できる研究環境の創造を目指しています。

階層構造

階層構成は、低層部を教室ゾーン、高層部を研究・実験室ゾーンとし、各階の随所に2層または3層の吹抜ラウンジを配置しています。各階中央のラウンジは、その周辺に研究室や実験室を配置して、研究活動の相互啓発を促すコラボレーションスペースとして位置付けています。この吹抜空間は、低層部から最上階までを縦に接続し、最上部にあるトップライトを自動開閉させることにより自然換気を促し、建物周囲からさわやかな風を取り入れることができます。外周部にあるラウンジは、外観を特徴付けているルーバーを一部切り取り、自然光を室内の奥まで導きながら、新宿副都心や横浜のランドマークタワーまでもが一望できる展望スペースとして計画されました。

生田第2校舎A館

また、理工学部の施設として、将来の研究実験内容の変化にフレキシブルに対応できるよう設備配管を外部に露出させ、その外周部に水平ルーバーを設置しています。このルーバーは配管の目隠しやメンテナンスデッキとしての機能に加え、日射を遮断、調整して熱負荷を軽減しています。
【建物概要】
建物名称 明治大学生田第二校舎A館
所在地 神奈川県川崎市多摩区東三田1丁目1番1号1,003
敷地面積 148,282m2
建築面積 2,439.76m2(本体 2,432.71m2、ボンベ庫7.05m2)
延床面積 16,973.81m2(本体16,966.76m2、ボンベ庫7.05m2)
構造 鉄骨造
基礎 杭基礎
階数 地上11階(塔屋1階)
建物高さ 44.299mo