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情報化への取り組み

 明治大学では、法人及びその設置する学校における教育の情報化の推進、情報環境の整備等、本学の情報化にかかわる事項を総合的に審議するとともに、必要な調整を行うことにより、全学的な情報化戦略を策定することを目的として、2017年に明治大学情報化戦略協議会(以下「協議会」という。)を設置しました。



 本協議会のもと、情報化戦略協議会専門部会(以下「専門部会」という。)を設置し、2019年度に「明治大学情報化戦略」を策定しました。
 その後、社会環境や技術動向の変化、ならびに本学の長期ビジョン・グランドデザイン・中期計画との整合を踏まえ、これまでの情報化戦略の基本的な考え方を継承しつつ、AIをはじめとするデジタル技術活用を変革のエンジンとして、内容の充実・整理を行い、2026年4月に「明治大学情報化戦略」を更新しました。

情報化戦略の策定について

 本情報化戦略は、今後ITが果たすべき将来像を情報化ビジョンとして示し、その実現に向けての施策を掲げ、それらを実行していくためのプログラムとロードマップへの流れを取りまとめたものです。情報化戦略の推進により、法人・大学の将来ビジョンと長中期的な計画(長期ビジョン、グランドデザイン、中期計画)の実現を支援することを目的としています。策定にあたっては、現状のITの利用・運用・開発・管理における問題をレビューするとともに、法人・大学で掲げられた将来像および施策でITが果たすべきものを明らかにしました。
 本情報化戦略は、今後策定される法人・大学が計画するIT関連箇所の基礎となります。また、情報化戦略実現にむけたプログラム、ロードマップに関しては、各機関での長中期計画書、単年度計画書策定の指針となるものですが、環境変化、進捗に照らしながら詳細化されることを想定しています。

情報化戦略のビジョン体系

 情報化の役割は、法人・大学の運営を支えることであり、その最終的なミッションは、「長期ビジョン・グランドデザイン・中期計画の実現を支援すること」です。
 そこで、AIをはじめとするデジタル技術の活用を変革のエンジンとして、これまでに策定した情報化戦略に基づく取り組みを継続・発展させつつ、社会環境や技術動向の変化を踏まえ、情報化のあるべき機能・役割を整理してきました。
 その検討にあたり、本学の情報関係機関の体制および情報システムを、マネジメント、基盤系、コミュニケーション系、教育系、研究系、法人系の6つの領域に分類し、それぞれについて情報化ビジョンを体系的に整理しています。
 「マネジメント」は、情報化ビジョンを遂行・実現するための管理制度、組織体制および人材を対象とし、「基盤系」および「コミュニケーション系」は、ネットワークやデータベース等、AI・データ活用を支える全学的な情報基盤としての役割を担う情報システムを対象としています。
 また、「教育系」「研究系」「法人系」は、教務事務システムや財務・人事システム等、各部門の業務や活動において利用する情報システムを対象としています。
 マネジメントをベースとし、各領域が相互に連携しながら、情報化のミッションを達成していくため、各領域で実現すべき情報化ビジョンの体系を下図に示します。

マネジメント

 マネジメントは、本情報化ビジョンを確実に遂行・実現していくためのベースとなります。利用部門とIT部門が連携しながら、統合的なマネジメントと現場主導の分散推進を組み合わせた体制を構築・運用します。
 あわせて、業務とITが連動した改革を推進するとともに、生成AI等の新たなデジタル技術も活用しながら、デジタル人材の育成を体系的に進め、ITガバナンスの強化・実効化を図ります。これにより、情報化のミッションである「長期ビジョン・グランドデザイン・中期計画の実現支援」を遂行していきます。

基盤系・コミュニケーション系

 基盤系・コミュニケーション系は、教育・研究・法人の各領域における利活用を支える基盤としての機能を提供します。そのため、柔軟なネットワーク環境の整備、迅速なサービス導入、セキュリティリスク対策の継続的な強化を進めます。
 あわせて、クラウドサービスの活用を前提としたシステム整備や、データ基盤の高度化を進めることで、「大学資産としての情報蓄積」を推進するとともに、データ共有やシステム間連携を含めた「システム全体の最適化」を目指していきます。

教育系・研究系・法人系

 教育系・研究系・法人系は、法人・大学の運営そのものを支える領域です。
 教育系においては、ITを活用した多様な学びと教育の支援を進めるとともに、教学マネジメントや教育の質保証に資する情報・データの利活用を推進します。
 研究系においては、研究環境としての情報インフラの提供や研究管理における情報化支援を行い、研究成果の可視化や戦略的活用を図ります。
 また、法人系においては、生成AIを含むデジタル技術の活用を通じて、業務プロセス改革・改善、意思決定の良質化とスピードアップ、エビデンスベースドマネジメントの実現に寄与していきます。
 これらの領域に共通する重要な方針は、「情報資産利活用の加速」および「業務とIT連動改革の徹底」です。
 各ビジョンの詳細は、「情報化ビジョン詳細」をご参照ください。

今後の取り組み

 情報化ビジョンの実現に向けた取り組みとして、これまでのプログラムおよびプロジェクトの進捗状況や成果、課題を踏まえながら、各施策の内容を精査し、関連する施策をプログラムとして再整理するとともに、ロードマップの更新を行います。
 プログラムとは、情報化ビジョンの実現に向け、複数の施策を一定の目的のもとに束ねた単位であり、プログラムに基づき、施策の実行計画の策定および実行を相互に連携させながら、継続的に推進していくことが重要となります。特に、AIをはじめとするデジタル技術の活用を前提として、既存のシステムの枠組みや組織の境界にとらわれることなく、これまでの取り組みの蓄積を活かしながら、情報化ビジョンの実現に向けてプログラムをアップデートしています。
 プログラムの管理者(プログラムマネージャ)は、複数のプロジェクトの進捗や相互関係を把握し、CIOを支援する体制の一部として、情報化戦略全体の実行状況を継続的に管理します。
 本情報化戦略は、ITガバナンスのもとで財務戦略との整合性を確保しつつ、これまでの進捗や実績を踏まえてプログラムおよびロードマップを適切に更新・管理し、長期ビジョン・グランドデザイン・中期計画の実現に資する情報システムの構築および運用を進めていくための指針となるものです。

参考

関連ページ

関連規程

明治大学の情報関連組織

 更新:2026年4月1日