日本の各時代の代表的な法令を展示している。何を罪とみなすか、その罪にどのような罰を与えるかは時代によって変化する。唐の律令を参考に作成された律令、武家の台頭と武家法の出現、下剋上の時代と分国法、幕藩体制が生み出した幕府法など、法は国家の統治理念を反映するもので、それぞれの時代の社会体制と深くかかわって作りだされた。
鎌倉時代の基本法である「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」、駿河国の戦国大名今川氏の家法である「今川仮名目録(いまがわかなもくろく)」、江戸幕府が諸大名に対して出した「武家諸法度(ぶけしょはっと)」などを展示している。