公開特別講義 伝統的工芸品の経営とマーケティングVol.14
 進化する信楽焼の伝統
 —陶器の流通・販売についての多様な可能性—
   
    信楽焼(滋賀県)は鎌倉時代に起源をもつ日本六古窯の一つに数えられ、古美術品としては桃山時代の茶陶がよく知られるが、江戸時代に入ると徳利や土瓶などの小物から火鉢のような大物に至る施釉の実用陶器を供給する有力産地となった。施釉陶の伝統を生かして作られる狸の置物でも有名である。
  
  信楽焼の製品は、中世以来、その時代のニーズに沿って変化をとげ、多様な展開を見せているが、変化のめまぐるしい近年においては、顧客のニーズ、流通チャネル、販売戦略などにどのような変化が生じ、どのような対応がなされてきたのか。産地団体の実務担当者を招致して最新動向を伺うとともに、信楽焼をめぐる多様なマーケティングを議論する。
   
  
 主催:明治大学博物館 明治大学大学院商学研究科
  
 後援:明治大学商学部
   
   
※他研究科院生・他学部学生・一般社会人の方も聴講できます。
  申込不要・直接会場までお越しください。
   
   
    
     
     | 日  時 | 2019年11月29日(金)10:50~12:30 (2時限目) | 
 
     
     | 会  場 | 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1021教室 | 
 
    
  
 <講師>
  
 長谷川善文氏(信楽焼振興協議会事務局長補佐)
   
  
 <パネリスト>
  
 商学部 菊池一夫教授 劉 亜氷助教
  
     上原義子講師(高千穂大学商学部准教授)
   
  
 <進行>
  
 外山 徹(明治大学博物館学芸員)