霞ヶ浦北岸に位置する三昧塚古墳(茨城県行方市・5世紀末)からは、明治大学が関わった1955年の発掘調査の際、国内に類例のない金銅馬形飾付透彫冠をはじめ数千点にもおよぶ大量の副葬品が出土し、国の重要文化財に指定されています。
この度、茨城県により全面的な保存修復が行われ、発見時に近い姿が甦りました。最新の研究に基づきフォルムが一新された横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)(当館寄託資料)のほか、茨城県立歴史館が収蔵する冠、垂飾(すいしょく)、大刀、銅鏡、ガラス玉など約40件、2000点以上に及ぶ主要資料群を公開します。