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社会連携・社会貢献

明治大学・成田社会人大学 修了式

2012年12月04日
明治大学 社会連携事務室

 明治大学と成田市(千葉県)は12月1日、2012年度「明治大学・成田社会人大学」の修了式を成田市役所大会議室で執り行い、254人に修了証書が授与されました。

 成田社会人大学は、1997年に成田市からの「市民の自由時間の増大や生活水準の向上等に伴う生涯を通じた学習意欲の高まりに応えるため、市民がより専門的な学問を学ぶ場を提供し、国際化時代に対応できる人材を育成したい」との「市民カレッジ」開講の要望を受け開設したもの。設立当時は、地方自治体と大学が直接提携する希少な社会人教育の新たな試みとして注目されました。設立当初は、「国際社会課程」「地域社会課程」の2課程でスタート、1999年から「緑地環境課程」を加えた3課程で、毎年5月から11月まで、各課程共10講座(他に合同フィールドワーク1講座)を設け、ひとつのテーマを深く学ぶカリキュラムとしました。今回は国際社会課程「変貌する国際社会 ~ニューストピックスから見た世界の今~」、地域社会課程「本物の名作を —あらためて読み直そう講座— 」、緑地環境課程「地球環境と農業・食 ~食の正しい知識を知ろう~」の各課程を開設。合同フィールドワーク(9月29日駿河台キャンパスにて実施)においては、藤井石根本学名誉教授による記念講演「脱原発とその為の自然エネルギー政策」が行われ。休憩をはさみ、マンドリンOB倶楽部、明治大学グリークラブによる演奏、合唱が披露され200名を超える受講生皆様が学生気分を満喫し学習意欲を新たにしました。

 本年度は、「国際社会課程」118人(受講132人)、「地域社会課程」95人(受講103人)、「緑地環境課程」41人(受講44人)の合計254人(受講279人)が修了されました。各課程8回(緑地環境課程は9回)以上の出席で修了となります。また、一定の学習成果を認められた者として、『修学士』21、『教学士』6人、『弘学士』8人に称号が授与されました。
 修了式では、福宮賢一学長から称号授与、成田社会人大学の名誉学長を務める小泉一成成田市長から修了証書が授与されそれぞれ証書および記念品が贈呈された後、「向上心を維持されていることに敬意を表するとともに、学んだことを社会に広く還元し活躍していただきたい」旨学長が祝辞を述べました。成田市の主な出席者は、市長を始め市議会議長、教育委員長、教育長、明治大学側は、学長、副学長(社会連携担当)藤江昌嗣経営学部教授、地域社会課程コーディネータ吉田悦志国際日本学部教授、国際社会課程担当星野泉政治経済学部教授、緑地環境課程担当中島春紫農学部教授、学術・社会連携部長白井利光。

○称号制度について
 2002年からは受講者が学習を継続していく上での楽しみの一つとして、学習の深度による法律に差し支えのない生涯学習分野の講座ならではの称号、(1)『修学士』(一定の学問を修める、の意味)、(2)『教学士』(教と学は互いに助長する、教えるのはまだ学ぶの半ばである、の意味)、(3)『弘学士』(さらなる向学心を持って学問をひろめる、の意味)を用意し、授与しています。