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2013年05月28日明治大学 社会連携事務室
千代田区の支援事業である平成25年度「千代田学」に本学から商学部水野勝之研究室と、政治経済学部大森正之研究室の2件が採択されました。水野勝之研究室は、「千代田学」事業提案制度が始まって以来10度目の連続採択、大森正之研究室は初めての採択となりました。採択テーマおよび概要については以下のとおりです。 商学部水野勝之研究室 テーマ『都会型空き店舗事業を通しての高齢者問題と環境問題の同時解決』 千代田区内の空き店舗事業を活用して、大学生と千代田区民が利用できる活動拠点を開設し、世代を超えたふれあい・交流ができる買い物の場を提供します。拠点として、明治大学商学部が運営しているなごみま鮮果(千代田区鍛治町2-5-11 ミハラビル1F)を活用します。 具体的な内容としては、高齢者の方を中心に買い物配達を行います。商品に環境問題も配慮し、店舗でや高齢者センターで注文を取って、次の商品を主として配達します。 ・環境に配慮して生産された商品 ・環境に配慮して生産された被災地の商品 ・風評被害にあっている被災地の商品 配達した学生が、高齢者に、世代を超えて共通の社会問題となっている環境についての説明を行います。コミュニケーションを通して、環境について千代田区の皆(高齢者、大学生など)に会話が生まれ、それぞれの人が深く考えるようになります。また、環境に配慮して生産された、生産者の努力が千代田区での販売を通して報われ、千代田区民も安心安全なものを手に入れられ、生産者・消費者がウィンウィンな関係が作り出されます。 この社会的実験を行い、その効果を検証していきます。 政治経済学部大森正之研究室 テーマ『千代田区の地球温暖化対策全般の特徴と課題』 1. 環境モデル都市に選定された千代田区における先進的な地球温暖化対策の現状・特徴を把握し、全国の自治体および海外の自治体への成果と課題の発信を目的とする。 2. 現在、着手している「千代田区を含めた都心5区(渋谷区、新宿区、港区、中央区)における省エネルギー推進政策の比較研究」を深め、完成させる。 3. 千代田区における森林を保有する他自治体との協定による森林整備事業の現状を把握し、地球温暖化の防止に寄与するような森林保全の連携事業の成果と課題の検討を行う(他自治体との比較も行う)。 4. その他の千代田区における地球温暖化対策について検討し、到達点と課題を明らかにする。
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