明治大学の創立者のひとり矢代操先生の出身地であることがご縁で、鯖江市と明治大学は連携協力に関する協定を締結し、さまざまな連携事業を実施しています。
今年度で4回目を迎える鯖江市・明治大学連携講座として、文学部・佐々木憲一教授による考古学講座(全2回)を鯖江市まなべの館にて実施しました。
第1回 9月22日(日)
「古墳時代を探る -鯖江市とその周辺-」
第2回 10月13日(日)
「前方後円墳の誕生 -鯖江市今北山古墳の謎に迫る-」
10月13日(日)に実施した第2講では「前方後円墳の誕生 -鯖江市今北山古墳の謎に迫る-」と題し、鯖江市内にある今北山(こんぼくやま)古墳を取り上げて講演を行いました。
今北山古墳は、23基の古墳からなる今北山古墳群のひとつであり、全長約78mの武鯖盆地最大級を誇る前方後円墳です。講演では、弥生時代後期から古墳時代前期までの前方後円墳出現期について概説するとともに、同時期に作られたとされる今北山古墳についての分析が行われました。講義後の質疑応答でも活発な意見が交わされました。
今後も明治大学と鯖江市は様々な連携事業を展開していきます。