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社会連携・社会貢献

【地域連携】宮城県気仙沼市「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」開講、全6講が終了しました。

2020年02月02日
明治大学 社会連携事務室

第1回(9/28実施)第1回(9/28実施)

第2回(10/27実施)第2回(10/27実施)

第3回(11/17実施)第3回(11/17実施)

第4回(12/15実施)第4回(12/15実施)

第5回(1/12実施)第5回(1/12実施)

修了式(2/2実施)修了式(2/2実施)

気仙沼市から委託を受け、実施している女性人材育成事業「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」は、2月2日に全6講を終えた。

 「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」は、地域で活躍する人材の発掘・育成事業の一つとして、2016年度にスタート。市内の18~40歳代の女性を対象とした連続講座で、家庭、職場、地域、あらゆる場面で、女性がいきいきと活躍していくための教養やスキルを養うことを目的としている。

2019年度は、鳥居 高商学部教授がコーディネーターを務め、全6回の講座を行った。情報・知識をインプットし、実践的なワークショップを行うことで、気仙沼を魅力的で、アクティブな街にするアイディアを具体的に作り上げることを目的とした。
また、第2講、第4講は明治大学の講義を体験してもらう機会として、誰でも参加可能なオープン講座として開講した。

 最終講となる第6講では、菅原 茂市長をはじめとする市役所関係者のほか、竹本 田持副学長、鳥居 高コーディネーターに向けて、全10名の受講生が女性視点でのアイディアを個人毎に披露した。気仙沼に住むさまざまな方々とのコミュニケーションについて、異国の文化を考慮した外国人居住者とのお茶会、古民家の活用によるスペースの提供、企業間イベントなどの具体的な提案があった。またゆとりがあり、誰もが住みやすいまちにするためのアイディアも提案された。

 発表後、竹本副学長からは、全国の女性によるまちづくり活性化事例の紹介があり、受講者からは今後活動の参考にしていたいとの声もあがった。

 菅原市長は受講者一人一人にコメントされ、「気仙沼市では、外国の方との共生、若い世代や女性の定住を促進する取り組みを行っている。今回は住みやすさ、地域活性化のアイディアをいただいた。完成度の高い提案もあり、ぜひ実践してほしい。」と激励の言葉をいただいた。

受講者からは「市長からお言葉を頂いたのが印象的だった」「講師や他の受講者の意見がとても勉強になった」「他の方の意見と組み合わせると自分の発想が膨らむ」「今後の地域づくり、イベント企画に活かしていきたい」と前向きな意見があげられた。

修了式では修了生に修了証書が手渡され、今後のさらなる活躍に期待が寄せられた。
 ◎2019年度「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」開講実績(受講者数:16名、修了者:11名)

実施日 テーマ 講義のようす 講師
9月28日 「アクティブに」まちづくりを-実践的地域計画づくりを学ぶ- 住民によるまちづくりの作成方法についてワークショップを交えて実践的な講義となった。 川嶋 雅章 理工学部専任准教授
10月27日 地方創生のあり方と女性活躍—人生100年時代の活躍の場を探して— 【オープン講座】 人口減少、少子高齢化社会において、さまざまな年齢、性別の市民が協力しあい、どう活躍するかをグループディスカッションを交えて学んだ。 加藤 久和 政治経済学部専任教授
11月7日 人が行動を起こすのはなぜ?—アクティブのメカニズムを考える— アクティブな行動を起こすしくみを健康推進を例に学び、グループワークでその活用法を考えた。 宮脇 梨奈 文学部専任講師
12月15日 心のつながり力を学ぶ-アクティブな心を-【オープン講座】 「心と心のつながりを創るためのテクニック」を受講者同志の交流を通じて理解を深めた。 諸富 祥彦 文学部専任教授
1月12日 アクティブなまちづくりのアイディアをまとめよう-さまざまな文化の人と暮らす- 外国人と共に生活するための知識として「暦」「名前」の重要性について学んだ。 鳥居 高 商学部教授
2月2日 成果発表と修了式 菅原茂市長ほか関係者の前で女性ならではの提案を発表した。 鳥居 高 商学部教授