Go Forward

【社会連携活動助成金】活動成果報告

東京渋谷との都市間連携を通した飯田市中心市街地活性化、及び南信州地域の振興

活動目的
長野県南信州地域が抱える2つの主要課題(①飯田市中心市街地の空洞化、②未活用の地域資源)の解決に向け、①空間資源の活用による中心市街地の活性化、②未活用の地域資源活用による地域ブランディングと循環型経済の構築 に継続的に取り組むことにより課題解決や潜在的可能性の活用を目指す
代表者
佐々木宏幸(理工学部専任教授)
活動団体
理工学部 建築・アーバンデザイン(佐々木宏幸)研究室
主な活動場所
長野県飯田市および南信州地域
連携地域・連携団体等
長野県飯田市、高森町、阿智村、根羽村、平谷村、合同会社nom、ハナブサレザー、梓設計企画
活動期間
2023年 4月 1日 ~ 2024年 3月 31日(予定)
活動内容
4月 阿智村、根羽村、平谷村との連携開始。
5月 空き家片付け開始。
6月 鹿革プロダクトのクラウドファンディングサイト掲載。竹活用ワークショップ準備。
7月 空き家片付け完了。旧飯田測候所活用の企画書完成。竹活用ワークショップ開催。
8月 空き家活用方法と補助金受給の検討。鹿革プロダクトの販売開始。
阿智・根羽・平谷3村と連携した鹿、竹の活用方法の検討。りんご並木再整備の検討。
9月 南信州と東京の交流イベント「U know? Market」を下北沢ボーナストラックにて開催。
鹿革プロダクト販売に向けた地域の方との打ち合わせ、今後の展開に向けた地域の方との打ち合わせ、昨年度製作した竹鶏小屋の修理作業。
旧飯田測候所活用に向け、飯田市主催の講座として、飯田市や地元まちづくり委員会との協働により、地元住民に対し研究成果のプレゼンテーションおよび意見交換会を開催。
10月 鹿革プロダクト販売に向けた地域の方との打ち合わせ、空き家から出てきた歴史的写真の保管に関して飯田市歴史研究所、地元建築家、空き家所有者と協議を行う。
11月 鹿革プロダクト製品制作に向けた地域の方との打ち合わせ、竹の活用に向けた長野県南信州地域振興局および南信州の阿智村・松川町・豊丘村・高森町関係者との打ち合わせ。
下伊那農業高校と竹の活用に向けた打ち合わせ、鹿革プロダクト製品制作に向けた地域の方との打ち合わせ、阿智村打ち合わせ。
12月 空き家活用に向けた現地視察および現状確認、鹿革プロダクト製品制作に向けた地域の方との打ち合わせ。
活動成果
①空間資源の活用による中心市街地の活性化
・空き家の恒久活用に向けて、飯田大火の様子を写した写真について取り扱いが決まった。
・旧飯田測候所の活用に向け、地元住民との間で説明会や意見公開を行うことで活用への機運を高めることができた。
 
②未活用の地域資源活用による地域ブランディングと循環型経済の構築
・鹿革プロダクトの製作に関して、制作にご協力をいただいている地域の方との打ち合わせを行い製品の改良・販売を行った。
・竹の南信州での活用促進に向けて、これまでの研究室の動きを関係者に説明するとともに、竹活用ワークショップを通して、地元の子供たちに向けても発信を行った。
・ひさかた和紙、阿島傘など、鹿革と竹以外の地域資源を見出し、今後の活用方法や可能性について関係者と意見交換を行った。

旧飯田測候所の活用イメージ提案 旧飯田測候所について地域の方との意見交換 鹿革プロダクト製作工程打ち合わせ