Go Forward

【地域連携活動助成金】活動成果報告 2024年度

男木島の納屋を宿泊施設兼島の交流スペースとして改修し、唯一の寺「道場」を介したコミュニティの再生プロジェクト

代表者
川島範久(理工学部専任准教授)
活動団体
明治大学理工学部・地域デザイン研究室
活動目的
ワークショップの開催により、住居改修のプロセスを地域住民と共有し、自主施工による民家改修の可能性を可視化することで、男木島における住環境の向上を促進する。
また納屋改修における活動をコミュニケーションツールとして位置付け、その過程で得られる知見を共有することで、「道場」の改修に向けて参加学生を含め島民や移住者が相互に関係性を深めることにつなげる。
加えて、活動で得た知見を島内にとどめず、外部に対して積極的に発表することで、男木島に対する興味や関心を獲得し、関係人口の創出に貢献する。
活動成果
①納屋施工の成果
 島周辺で手に入る廃棄物や自然素材等の資源を用いた、素人でも容易な構法の実践ができ、断熱部屋の施工が完了した。また、島民の方々に様々な意見を頂いた。
②島内外への活動の共有・発信
 島内清掃等のボランティア活動やアイランダー、建築学会大会への参加によって、新たな人に男木島での活動について知ってもらえた。また、食事会の開催や地域イベントへの参加によって、島民の方々との交流を深めることができた。

ポリカーボネート及び焼杉外装施工後の納屋 食事会

主な活動場所
香川県高松市男木町(男木島)
連携地域・連携団体等
畠中廣司氏 (男木島自治会長)、福井大和氏(有限会社ケノヒ)、明治大学理工学部・建築構造研究室(富澤研究室)、建築設備研究室(光永研究室)
活動期間
2024年 4月 1日 ~ 2025年 2月 28日
活動内容
4-5月   納屋詳細設計
6月 【第1回合宿6/10-6/23】断熱部屋 床下気密の施工
8月   8/27-8/30 建築学会大会参加
9月 【第2回合宿9/9-9/19】断熱部屋 床下断熱・床仕上げ・壁断熱施工
10月 【第3回合宿10/9-10/18】断熱部屋 壁断熱施工
11月 【第4回合宿11/13-11/21】断熱部屋 電気設備施工
12月 【第5回合宿12/13-22】断熱部屋 東側外装施工
1月 【第6回合宿1/3-1/8】断熱部屋 建具施工
2月 【第7回合宿2/15-2/24】断熱部屋 内装・東側外装・南側外装・建具施工
  修士論文執筆