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【地域連携活動助成金】活動成果報告 2024年度

新潟県における観光圏実装化に向けた 外部Z世代による関係人口の地域との協創活動

代表者
川島高峰(情報コミュニケーション学部専任准教授)
活動団体
川島高峰問題分析ゼミナール・問題解決ゼミナール
活動目的
新潟県内の二つの観光圏「雪国観光圏」「トキめき佐渡・にいがた観光圏」において、以下の三つの活動拠点を軸に、外部Z世代による関係人口の地域との協創活動により、観光圏実装化に関する教育・研究を行う。

【南魚沼班】
・酒瓶を用いた楽器の演奏活動や情報発信などを通じ、南魚沼地区の日本酒文化とツーリズムについて、首都圏の若者世代との交流人口の拡大とインバウンド拡大を目指す
・南魚沼市の移住促進政策の広報について首都圏の学生との関係/交流人口推進の手法を研究する

【津南班】
・町の観光資源を学習・理解し、その知名度向上について考え、空き家となっている古民家を活動拠点として再利用する

【佐渡班】
・インバウンド並びに首都圏からの集客についてそのアクセスシビリティについて検証し、南佐渡の歴史・文化の情景を紹介する映像作成、小木港に係る歴史資料・記録史料を利活用した南佐渡紀行の動画作成により、佐渡の認知、航路乗客と観光集客向上を目指す
活動成果
【南魚沼音楽班】
実用新案の特許を取得した「酔音」と称する 酒瓶を活用した打楽器について、新潟駅構内での演奏活動や、シンポジウムなどへの学生の参加が実現、今後に向けた展開を作ることができた。

【南魚沼ローカルメディア班】
南魚沼市に本局を置くローカル FM 放送局、エフエム雪国にて、「首都圏の学生から見た南魚沼市についての学生と地元の移住者の方との対談」という放送番組を週1回、4週にわたり放映。ローカルメディア・スタディーズという、学生による地方との関係交流人口の育成についての新しいモデルを作ることができた。

【津南班】
津南町に高祖父母の古民家で幼少期を過ごした発起人の学生の、素晴らしい自然と里山の環境をより多くの人に伝えたいという強い思いに対して、津南町役場当局による全面的な協力のもと、非常に詳しいブリーフィングを行っていただくことができ、地方移住や地方で暮らすことの価値について学び、その外部への情報発信や交流・関係人口政策の課題点について報告することができた。

【佐渡班】
インバウンド向けの佐渡への行き方を案内するアクセス動画作成の準備を通じて、佐渡島嶼観光のロジスティクスの問題点について提言、古民家再生の準備作業の実施、羽茂地区の名産物「おけさ柿」・ルレクチェルの生産農家における対談など、次年度に向けた新たな関係交流人口のモデル作成につながる活動ができた。

【南魚沼音楽班】酒瓶を使った楽器「酔音」による演奏活動 【南魚沼ローカルメディア班】FMゆきぐにスタジオにてラジオ収録 【津南班】農林振興課長太田昌氏による農業の工業化に関するブリーフィング 【佐渡班】古民家再生のお手伝い

主な活動場所
新潟県南魚沼市・佐渡市・津南町
連携地域・連携団体等
[南魚沼市]
南魚沼市役所、一般社団法人 愛・南魚沼みらい塾、一般社団法人 南魚沼市まちづくり推進機構、株式会社エフエム雪国、一般社団法人 雪国観光圏、ぬまめん(地域インフルエンサー)、(株)八海山、青木酒造(株)、株式会社レルヒ(ぽんしゅ館[新潟県地酒販売促進事業体]
[津南町]
津南町役場、三箇地区都会との交流を進める会、一般社団法人 雪国観光圏
[佐渡市]
佐渡市地域産業振興課地域支援係/羽茂支所、佐渡観光交流機構、羽茂農業振興公社、JA佐渡、(株)北雪酒造、さどやニッポン
活動期間
2024年 4月 11日 ~ 2025年 3月 31日
活動内容
2024/6 Zoom会議 佐渡班と佐渡市役場、南魚沼音楽班と株式会社レルヒ(湯沢町拠点)、南魚沼班とFM雪国の番組企画会議
6-7月 南魚沼教育班(1名) 教育委員会より日本を母語としない学童についての調査について協力を得て、これを実施する。
7/2-4 津南町派遣 :津南班(6名)、第一次派遣の実施 役場のブリーフィングと廃校利用の宿泊施設、今後の古民家利用の事前チェックと事前調査
7/3-4 南魚沼ローカル・メディア班派遣 現地調査
8/2-8 佐渡市第1次派遣
8/27-29 南魚沼・音楽班、五郎丸地区にて演奏・ロケーション・SNS作成
9/24 南魚沼ローカル・メディア班派遣 エフエムゆきぐに番組収録
10/13 日本酒リーグフェスタ2024(新潟駅) 参加
10/26-27 南魚沼ローカル・メディア班派遣 SNSメディア作成実習
11/3-7 佐渡市第2次派遣