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社会連携・社会貢献

世界の民族音楽を聴くーレクチャー&コンサートー【バンジョーの響きーその誕生から現在まで】

開催期間:2013年12月21日
明治大学 社会連携事務室

(左から)石川 修次・原 さとし・青木 研(左から)石川 修次・原 さとし・青木 研

 民族音楽は、いうまでもなく世界各地に赴き、現地の楽士が演奏するものを聴くのが一番よい機会ではありますが、現実にはなかなかむずかしいものです。このオープン講座では2000年度からリバティアカデミー教養・文化講座『民族音楽紀行』を担当された故江波戸昭先生(明治大学名誉教授)の遺志を受け継ぎ、日本在住のトップクラスの演奏家をお招きし、それぞれの分野での音楽や楽器のお話をしていただきながら、みなさんに楽しいレクチャー&コンサートを共遊していただきます。

日 時:2013年12月21日(土) 14:00~16:30(開場13:30)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス 大学会館8階 会議室
料 金:明大生、リバティアカデミー会員/無料
     一般/1,000円
申 込:事前予約制です(全席自由、先着150名)
     ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1346/

 西アフリカからもたらされた民族楽器が、北アメリカにおいてどのようにしてバンジョーとして生まれるに至ったのか、その誕生と文化的・社会的背景を探りながら、21世紀を迎えた現在も身近な楽器として愛され続けている姿をご紹介します。

 講 師 紹 介
石川 修次(いしかわ しゅうじ)
明治大学付属中野中学校・高等学校特任講師
2006年度後期、2009年度後期、2011年度後期オープン講座レクチャー&コンサート「世界の民族音楽を聴く」出演者。
1950年東京都に生まれる。國學院大學卒業後、明治大学付属中野中学高等学校の教員となり、現在に至る。大学では民俗学を学び、日本各地の民俗調査に携わる。中学時代にアメリカのフォークソングに出会い、1965年から5弦バンジョーを弾き始める。特にトラディショナル・フォーク・ミュージックに深い関心を持ち、伝承者の「人となり」を研究している。またバンジョーについての興味は尽きることなく、現在も19世紀後半から現代に至るバンジョーをめぐる文化的・社会的・歴史的背景について研究を続けている。

原 さとし(はら さとし)
2009年度後期、2011年度後期オープン講座レクチャー&コンサート「世界の民族音楽を聴く」出演者。
1963年富山県に生まれる。幼い頃より地元に伝わる祭り囃子を耳にして育ち、17歳の時にバンジョーと出会う。大学時代は関西の17大学によるブルーグラスサークル“関西ユニグラス”を結成、初代リーダーを務める。1994年国内最大の箱根ブルーグラスフェスティバルにおいてバンジョーのソロ曲で人気投票No1になる。現在、ブルーグラスバンジョーのトッププレーヤーとして“ロンサムストリングス”“トイメンシャオ”“パスカルズ”などで活躍中。その一方、黒船来航時のミンストレルショーの調査をライフワークとして、日本の夜明けに響いたバンジョーサウンドを追い求めている。

青木 研(あおき けん)
2009年度後期、2011年度後期オープン講座レクチャー&コンサート「世界の民族音楽を聴く」出演者。
1978年千葉県に生まれる。小学校時代、二村定一などの唄う「ジャズ小唄(君恋し、私の青空、アラビヤの唄)」をはじめとする、蓄音機やそこから流れる戦前音楽に親しみ、それらの曲に使われていたバンジョーの音色に強い魅力を感じる。13歳で憧れていたこの楽器を初めて手にしてから、ディキシーランドジャズで使われる4弦のテナーバンジョー・プレクトラムバンジョーを独学でマスターする。さまざまなジャンルの数多くの演奏家と共演し、 日本を代表する4弦バンジョープレーヤーとして楽しげなステージングと華麗なテクニックで観客を魅了している。

お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp