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社会連携・社会貢献

波間の真珠達~大きなうねりの間に輝くその光とは~

開催期間:2013年11月16日
明治大学 社会連携事務室

 私たちが普通にバロック時代の有名な作曲家は? と問われると、まず最初にあげられるのがバッハでしょう。確かに18世紀初期のドイツ音楽史に燦然と輝くバッハ、ヘンデルやテレマン。彼らの残した幾つかのメロディーが、私たちの生活の中にそれと気付かずに入り込んでいるのを知ると、やっぱりすごいな~、と感心してしまいます。でも、ちょっと待って下さい。バロック音楽はその3人だけで出来上がっているのではないのです。夜空に強い光を放っている星の脇で、その影に隠れている無数の星もまた宇宙を形作っているように、バロック音楽の歴史においても同じ事が言えると思います。今回はドイツバロック音楽を覗いているのですが、私たちが普段耳にする機会の殆どない作曲家も、先の3人に勝るとも劣らない仕事をしていた真の姿が見えて来たのです。その大きな波に隠されてしまいがちな彼らも、歴史を作り時代に影響を与えて来たのです。そのような彼らの作品を弦楽器を中心に取り上げ、その本来の輝きを今に蘇らせようと思います。

<演奏曲目>
ゴットフリート・キルヒホフ(1685 ~ 1746)/ヴァイオリンソナタ8番ヘ長調
ヨハン・ゴットリブ・グラウン(1702/3 ~ 71)トリオ イ短調、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音
クリストフ・シャトラフ(1709 ~ 63)デュエット作品1-1 ニ短調、オブリガートチェンバロとヴァイオリン
ヨハン・メルキオル・モルター(1969 ~ 1765)ソナタ イ長調、ヴァイオリン、トレブルガンバと通奏低音

日 時:2013年11月16日(土) 14:30~16:00(開場14:00)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス アカデミーコモン3階 アカデミーホール
料 金:明大生、リバティアカデミー会員:無料/
    一般:2,000円
申 込:事前予約制です(全席自由、先着500名)
     ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1347/

  主 催 講 師
赤津 眞言(あかつ まこと)
ヴァイオリン
バロックヴァイオリン奏者、ベルギー、レーメンス音楽研究所客員教授
国立音楽大学で守岡輝氏に師事。バロックヴァイオリン、室内楽を小野萬里、千成千徳各氏に1987年よりハーグ王立音楽院にてS.クイケン氏に師事。91年、国際古楽室内楽コンクールで2位。93年、ソロイストデュプロマを得て同校卒業。現在、多くのヨーロッパの団体、日本国内での室内楽演奏活動を中心に、アントワープ音楽院でのマスターコース等の教育活動も行っている。
  
出 演 者
武澤 秀平(たけざわ しゅうへい)
ヴィオラ・ダ・ガンバ、トレブルガンバ
桐朋学園大学音楽学部バロックチェロ科講師
チェロ、ヴィオラ ダ ガンバ奏者、新日本フィルフォアシュピーラー。東京芸術大学音楽学部器楽科チェロ専攻卒業。同声会賞受賞。チェロを崎野敏明、山崎伸子、ガンバを福沢宏各氏に師事。卒業後古楽演奏に力を入れ、これまでにザ バロックバンド、オーケストラ シンポシオン、バッハ コレギウムジャパン、ロゴス*アポカルプスィス等に参加し、演奏活動をしている。
岡田 龍之介(おかだ りゅうのすけ)
チェンバロ
チェンバロ奏者、洗足学園大学講師
慶應義塾大学経済学部、東京芸術大学楽理科、同大学院卒業。音楽学を角倉一朗、チェンバロを有田千代子各氏に師事。93年にデヴュー以来、数多くの演奏会に出演。国内外の古楽奏者と共演を重ね、その通奏低音演奏には定評がある。近年は韓国やドイツ等での演奏、教育活動、執筆活動にも力を入れている。都留音楽祭講師。
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp