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社会連携・社会貢献

【岩波書店共催】知の現在と未来~資本主義と国家の未来~

開催期間:2013年11月23日
明治大学 社会連携事務室

 経済のグローバル化が進むべきところまで進み、先進国といわれる国々は一様に低い成長率、財政危機、失業などに悩み、深い閉塞感の中にいる。世界各地でバブルを引き起こし、成り立ってきた金融資本主義が、明らかな行き詰まりを見せているのである。それは、単なる景気の悪化ではなく、200年以上続いた資本主義(及び国民国家、民族)、あるいは近代そのものの「終焉の始まり」なのかもしれない。現在を世界史的な視点で見たら何が見えてくるか。そしてそれを認識し、討議し、解決策を見出していく、ネットに結ばれた「グローバルな知」はありうるのだろうか。出版やジャーナリズムはそれに対応しうるだろうか。

柄谷行人氏の講演のあと資本と国家をめぐってパネル・ディスカッションを行います。

日 時:
2013年11月23日(土) 14:00~17:00(開場13:30)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス アカデミーコモン3階 アカデミーホール
料 金:
無料
申 込:事前予約制です(全席自由、先着1,000名)
     ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1340/

  講 師 紹 介
柄谷 行人(からたに こうじん)
評論家
1941年生まれ。評論家。著作は、『定本 柄谷行人集』(全5巻、岩波書店)、Transcritique: O n Kant and M arx(The MIT Press)、『世界共和国へ——資本=ネーション=国家を超えて』(岩波新書)、『世界史の構造』(岩波書店)など多数

金子 勝(かねこ まさる)
慶応義塾大学経済学部教授
1952年生まれ。東京大学・大学院修了。専門は、制度経済学、財政学、地方財政論。著書に『「脱原発」成長論——新しい産業革命へ』『新興衰退国ニッポン』(共著)、『新・反グローバリズム——金融資本主義を超えて』『閉塞経済』ほか多数。

國分 功一郎(こくぶん こういちろう)
高崎経済大学経済学部准教授
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は哲学、フランス現代思想、社会運動家としても積極的に活動。著書『暇と退屈の倫理学』『スピノザの方法』『ドゥルーズの哲学原理』など。

堤 未果(つつみ みか)
ジャーナリスト
東京生まれ。NY市立大学大学院国際関係学科修士課程修了。国連、証券会社を経て現職。日米間を行き来しラジオ、TV、執筆、講演活動。『ルポ 貧困大国アメリカ』で新書大賞、日本エッセイストクラブ賞受賞。『政府は必ず嘘をつく』『㈱貧困大国アメリカ』等著書多数。

丸川 哲史(まるかわ てつし)
コーディネータ・明治大学政治経済学部教授
1963年生まれ。一橋大学大学院博士過程修了、日本語教育専門家として台湾、ミクロネシア連邦等に赴任。学習院大学東洋文化研究所助手等を経て、現職。著書『冷戦文化論』『台湾ナショナリズム』『魯迅と毛沢東』など。
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp