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社会連携・社会貢献

【明治大学・福井県連携講座】~岡倉天心生誕150年記念~福井が生んだ美の先駆者 岡倉天心その生涯と思想を探る

開催期間:2013年11月23日
明治大学 社会連携事務室

 2013年は、両親が福井県出身であり、福井県を「心のふるさと」としてこよなく愛した「岡倉天心」の生誕150年・没後100年の記念すべき年にあたります。岡倉天心は、福井藩士の子として横浜に生まれ、東京美術学校や日本美術院を設立、日本の近代美術の礎を築きました。また、ボストン美術館の中国・日本美術部長に就任、著書『茶の本』などを通し、東洋や日本の美術・文化を欧米に積極的に紹介するなど、国際人・思想家としても大きな功績を残した人物です。
 これら天心の多分野における活躍や業績、さらに彼の魅力について、「天心と福井県のつながり」に焦点を当てながら、探っていきます。

Program
オープニングアトラクション
    映画「天心」(2013年公開)予告編・メイキング上映

│1部│ ■講演① 「岡倉覚三(岡倉家)と福井」 岡倉 登志
岡倉覚三(天心)は横浜生まれだが、父母や妻の一族も福井で、岡倉家は少なくとも17世紀以降、福井に居住した。本講演では思想、宗教観あるいは国際人覚三のルーツを福井に探る。

    ■講演② 「日本文化発信者としての岡倉天心」 塩崎 智 
日露戦争中、米国では日本人、ジャパノロジスト等による日本文化発信が活発に行われた。岡倉天心もその一人に数えられるのだが、彼ならではの独特なスタイルを、他の日本人のケースと比較しながら解説する。

│2部│パネルディスカッション
    岡倉 登志・塩崎 智・池田 功

日 時:2013年11月23日(土・祝) 13:00~15:40(開場12:30)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー1階 リバティホール
料 金:
無料
申 込:事前予約制です(全席自由、先着300名)
     ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423

     academy.meiji.jp/course/detail/1355/

  
講 師 紹 介
岡倉 登志(おかくら たかし)
大東文化大学名誉教授・天心研「鵬の会」代表
1945年生まれ。明治大学・同大学院で西洋史・西洋政治史(19~ 20世紀)を学び、2011年度まで大東文化大学専任教授、1978年より20年余明治大学文学部兼任講師。主な著作『二つの黒人帝国』東大出版会、1987(駿台史学会奨励賞受賞)、『「野蛮」の発見—西欧近代の見たアフリカ」講談社、1990、『世界史の中の日本:岡倉天心とその時代』明石書店、2006、『岡倉天心 思想と行動』吉川弘文館、2013、近刊『曽祖父岡倉覚三—現代に生きる天心像』(仮題)、2013年8月予定。

塩崎 智(しおざき さとし)
拓殖大学外国語学部教授・日本英学史学会副会長
1961年、愛媛県出身。拓殖大学外国語学部教授。専攻は日米文化交流史で、幕末維新期に米国に渡った日本人留学生研究が主要テーマ。留学生の日露戦争中の活動を扱う中で、岡倉天心に出会う。主著は、『アメリカ「知日派」の起源
—明治の留学生交流譚』(平凡社、2001年)、『日露戦争 もう一つの戦い』(祥伝社新書、2006年)。

池田 功(いけだ いさお)
コーディネータ・明治大学政治経済学部教授、同大学院教養デザイン研究科教授
1957年生まれ。文学博士。専門は日本近代文学文化。韓国とドイツでそれぞれ2年間の在外体験あり。主な著書に『若き日本文学研究者の韓国』、『石川啄木 国際性への視座』、『新版 こころの病の文化史』、『啄木日記を読む』、『石川啄木 その散文と思想』、『啄木 新しき明日の考察』などがある。 
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp