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社会連携・社会貢献

メタンハイドレートって何だ?エネルギー資源としてのメタンハイドレートの探査【川崎市教育委員会連携事業】

開催期間:2013年11月23日
明治大学 社会連携事務室

松本良(研究知財)・海洋研究開発機構の無人探査機ハイパードルフィンで撮影松本良(研究知財)・海洋研究開発機構の無人探査機ハイパードルフィンで撮影

 メタンガスと水から出来ている氷状の固体物質メタンハイドレートが深海底の堆積物中から見つかったのは僅か30年程迄のことである。1立方メートル中に160立方メートルものメタンガスを取り込むハイドレートは、将来のエネルギー資源として期待され多くの国や機関で天然ガス資源として調査・探査が始まっている。なかでも我が国は1995年から海洋のメタンハイドレートの資源化に取り組んでいるが、地下資源の開発には予想もしない多くの困難がともない、プロジェクトの立ち上がりから18年目にしてようやく生産試験にたどり着いた。商業生産までにはまだ多くのハードルが待ち構えている。一方、最近10年ほどの間に、海洋のハイドレートの分布や起源に関する科学的知識が集積し、これまで我が国が対象としてきたもの(深層・砂層型)とは異なるタイプのハイドレート(表層型・塊状)が日本海の海底に分布する事が分かって来た。これは地球表層の炭素循環や化学合成生物圏への関与など科学的に興味深いものであると同時に、ハイドレート資源としての可能性を秘めるものである。本講義では、①メタンハイドレートとはそもそもどんなものか?②太平洋で進行は? についてお話ししたい。

日 時:2013年11月23日(土) 13:00~14:30(開場12:30)
会 場:明治大学 生田キャンパス 地域産学連携研究センター地階 多目的室
料 金:
明大生、リバティアカデミー会員:無料/
     一般:1,000円
申 込:事前予約制です(全席自由、先着100名)
     ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1358/

  講 師 紹 介
松本 良(まつもと りょう)
明治大学研究知財 特任教授・東京大学 名誉教授
1972年東京大学理学部卒業。1992-2012年東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻教授。2012年10月より明治大学研究知財戦略機構ガスハイドレート研究所特任教授。
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp