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社会連携・社会貢献

【シモーヌ・ヴェイユ基金運営委員会 共催講座】シモ—ヌ・ヴェイユの生涯~人間共同体の一員として生きる~

開催期間:2014年06月13日
明治大学 社会連携事務室

【後援:中野区、明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター、明治大学現代フランス研究所】

本講座は、昨年2013年度後期オープン講座として開催する予定でございましたが台風のため開講中止となった講座です。受講生の皆様には大変ご迷惑お掛け致しました。
 
「…私たちは同じ地球の、人間共同体の一員です。私たちは細心の注意を払い、地球を脅かす自然の力だけでなく、とりわけ人間の狂気からこの地球をまもらなければなりません。」
(2005年1月27日 アウシュヴィッツ=ビルケナウ)石田久仁子訳『シモ—ヌ・ヴェーユ回想録』より
 シモ—ヌ・ヴェイユ氏は1927年、ニースに生まれました。第二次大戦後19歳で結婚し、三児の母となった後、27歳で司法官として社会に進出。アルジェリア戦争後の拘留者をはじめとする受刑者の人権を擁護すべく、刑務所の環境改善のため精力的に活動します。
1974年からは政治の世界にも進出し、保健大臣を務め、女性の意思決定による人口妊娠中絶の法制度化など、女性の尊厳確立と正当な社会的認知に尽力した人物として、その名を世に知られることになります。1979年からは欧州議会の議長をつとめ、欧州の「多様性の中の統合」の平和的実現を目指しさらに貢献していきます。このような活動は大英帝国勲章 (DBE)を授与したイギリスをはじめ、世界的にも大きく評価されてきました。
 明治大学は、1881年、フランスで法学を学んだ3人の青年により創立されました。その基本理念「権利自由・独立自治」がヴェイユ氏の功績と重なることから、2011年、創立130年を記念して、ヴェイユ氏に名誉博士号を贈呈しました。当講演会はその際に創設された「シモ—ヌ・ヴェイユ奨学基金」を基に開催されます。平和への強い意志と未来の人間への信頼を基盤とするヴェイユ氏の生涯と仕事について知ることは、人間共同体の一員である私たちにとって大切な経験となるのではないでしょうか。

日 時:6月13日(金) 18:30~20:30(開場18:00)
会 場:明治大学 中野キャンパス 5階ホール
料 金: 
無 料
申 込:事前予約制です(全席自由、先着400名)
    ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1609/
 

■講師紹介
Florence Mermet-Ogawa(フロランス・エルメ・オガワ)
コーディネータ ・明治大学商学部教授
フランス ジュラ出身。少女時代の5年間をドイツで過ごし、パリの大学で日本語・ロシア語を学んだ後来日。江戸時代に魅了され「江戸時代の旅」の研究を続行中です。フランスでは日本、日本ではフランスのことを紹介し、二つの文化を身につけている気がします。旅が好き。

■講演者
石田 久仁子(いしだ くにこ)
翻訳家 『シモーヌ・ヴェーユ回想録』翻訳者

シドネー・ペロル
フランス大使館文化部次席参事官
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局

駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
http://academy.meiji.jp.