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社会連携・社会貢献

【川崎市教育委員会連携事業】植物資源利用の歴史と文化

開催期間:2014年11月09日
明治大学 社会連携事務室

縄文時代の人びとはどんな植物を食料として利用し、どんな植物を道具や衣類の素材として、また森林と自然環境とどのような関係を築き、生活していたのでしょうか。最近の発掘と科学研究の中から分かったことを紹介します。

 
日 時:11月9日(土) 13:00~17:00(開場12:30)
会 場:生田キャンパス 地域産学連携研究センター地階多目的室
料 金:明大生、リバティアカデミー会員無 料
    一般:1000円
申 込:事前予約制です(全席自由、先着100名)
      ※リバティアカデミー事務局までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     academy.meiji.jp/course/detail/1582/

■講師紹介
宮腰 哲雄 (ミヤコシ テツオ)
明治大学理工学部応用化学科教授・明治大学特定課題研究ユニット「バイオ資源化学研究所」所長
バイオ資源化学研究所所長。学術フロンティア推進事業「次世代機能材料漆の高度利用に関する学術的研究」のプロジェクトリーダー。専門は有機合成化学であるが、最近天然物を利用した機能材料合成や機能発現機構の解明を研究している。特に漆の科学に興味を持ち、漆樹液の分析、漆の重合機構、合成漆の開発、漆の工業的利用に関する応用研究、古い漆の分析などを研究している。

工藤 雄一郎 (クドウ ユウイチロウ)
国立歴史民俗博物館研究部考古研究系准教授
専門は先史考古学,年代学。日本列島の後期旧石器時代から縄文時代にかけて,人々が当時の環境とどのような関わりをもって生活してきたのか,生活がどのように変わってきたのかを,遺跡の放射性炭素年代測定や植物利用の研究から解明することを主な研究テーマとしている。最近は縄文人の漆文化や,最古の縄文土器の利用法などの調査・分析を行っている。

佐々木 由香 (ササキ ユカ)
パレオ・ラボ
生活にはさまざまな植物があり、人間は色々な工夫をして植物を利用してきた。縄文時代の植物資源利用の研究を主なテーマとして、種実やノビルなどのネギ類の球根、編み物、水を利用した遺構など、食べ物や植物を利用した道具・施設から当時の日々の暮らしを考えている。専門は植物考古学。

能城 修一 (ノシロ シュウイチ)
つくば(独)森林総合研究所
縄文時代以降,日本列島において、人々がどのように植物を認識して、森林資源を利用してきたのかをテーマとして研究している。とくに、技術の進歩にともなって、木材の利用が多様化して、日本列島の奥地にまで拡大していく様相を明らかにしたいと考えている。一方、ウルシをはじめとする外来の樹種もかなり早い時代から利用されており、そうした植物とその利用技術がどのように、いつごろもたらされたのかにも興味を持っている。
お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局

駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp.