国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)の活動は、緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的とし、その対象は紛争や自然災害の被害者や、貧困など様々な理由で保健医療サービスを受けられない人々など多岐にわたります。 2014年にはギニア、シエラレオネ、リベリアを中心に大流行したエボラ出血熱の対応に長年の経験と実績を持つMSFが流行地域各地に治療センターを設置。現場で患者の治療にあたる一方、国連総会や安全保障理事会で各国首脳に緊急援助を呼びかけるなど、国際世論に危機を訴え続けたのは記憶に新しいところです。 このような多面的な活動やその使命等をより広く、深く理解していただき、新たな気づきや学びを得る機会としていただくため、今回の講演会を企画しました。