Go Forward

社会連携・社会貢献

【リバティアカデミー】2017年度開講オープン講座『ラグビーW杯2019に向けて』を開催

2017年04月24日
明治大学 社会連携事務室

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは4月1日、2017年度開講オープン講座「ラグビーW杯2019に向けて—歴史的勝利の裏側と新たなステージへ—」を駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催。あいにくの雨天にも関わらず、約800人で会場が埋め尽くされた。

開講に先立ち、大友純リバティアカデミー長が挨拶。本日の講座を皮切りに、2017年度春期は全217講座を開設することを紹介。「リバティアカデミーを通して生涯学習を楽しんでもらいたい」と語った。

続いて、第1部では「勝利のためのマネジメント」と題して、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏が基調講演を行った。廣瀬氏は、2015年ラグビーW杯イングランド大会で強豪・南アフリカを相手に大金星をあげた当時のチームを振り返りながら、多様な背景を持つメンバーを心理学や組織論を取り入れながらまとめ上げたことなどを解説。「日本代表の歴史的勝利は、準備を欠かさずに積み重ねた結果だ」と熱弁をふるった。

第2部のパネルディスカッションでは、「ラグビーW杯2019に向けて」をテーマに、廣瀬氏に加え、2015年W杯で活躍をした畠山健介氏(サントリーサンゴリアス所属)、田村優氏(キャノンイーグルス所属、2011年文学部卒、体育会ラグビー部出身)の2選手と小笠原泰国際日本学部教授が登壇。ラグビージャーナリストの村上晃一氏が進行役を務めた。

自国で開催されるW杯について、畠山氏は「2019年はあくまで通過点。後で振り返った時に、日本ラグビー界が大きく変わるきっかけとなった年となれば」、田村氏は「何よりも選手としてフィールドに立ちたい。そのために今できるパフォーマンスを磨いていきたい」とそれぞれ思いを語った。

また、一定の基準を満たした場合に外国人選手が別の国の代表として出場できるラグビー特有の国際ルールについて話題が及ぶと、小笠原教授が「日本が目指すべき多様化した組織を示す最もよい例だ」と言及。これを受けて村上氏が「ラグビー界では当たり前のことだが、これからもっと発信していく必要がある」と返すなど、白熱した議論が展開された。さらには、ラグビー選手のプロ化についても各人から、様々な意見が飛び交い、真剣かつ時に軽妙な話しぶりに会場が笑いに包まれる場面もあった。

最後に、田村、畠山両選手から、「2019年のW杯では、日本にくる方に、日本を好きになってもらいたい。そのためにラグビーでしっかりとおもてなしをしたい。そのためには選手として活躍する」との意気込みが語られ、講座は大盛況のうちに幕を閉じた。

挨拶をする大友アカデミー長挨拶をする大友アカデミー長

「何かを成し遂げるためには地道な努力が必要」と語る廣瀬氏「何かを成し遂げるためには地道な努力が必要」と語る廣瀬氏

満席に埋まったアカデミーホール満席に埋まったアカデミーホール

豪華なメンバーがそろったパネルディスカッション豪華なメンバーがそろったパネルディスカッション

田村優選手田村優選手

畠山健介選手畠山健介選手

村上晃一氏村上晃一氏

小笠原泰国際日本学部教授小笠原泰国際日本学部教授

お問い合わせ先

社会連携事務室