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機構長あいさつ

社会連携機構長あいさつ

副学長・社会連携機構長 源 由理子

 今、社会における大学の役割に注目が集まっています。その背景には、大学が「教育」を通して社会で活躍する人材を輩出し、「研究」の成果を社会に提供することはもちろんのこと、それらの知識をさらに「社会の現場」に還元し、豊かな社会を形成する活力として応用されることは、知識自体がさらに大きな力をもつことにつながる、そのような期待があるからではないかと考えております。2010年に設立された明治大学社会連携機構は、そのような期待に応えるべく、「地域連携推進センター」と「リバティアカデミー」を両輪とし、さらに復興支援の機能を担う震災等復興活動支援センターとも連携しつつ、特色ある事業を展開しております。

 地域連携推進センターでは、全国の校友会、父母会の協力を得ながら、創立者出身地3地域(鳥取県、天童市、鯖江市)をはじめ、キャンパス所在地自治体、全国の協定締結自治体等と連携し、生涯学習や地域社会の活性化に資する事業を行っています。少子高齢化の時代において、各地域では多様な社会課題に直面しております。各地域の特色に応じた効果的な協働の形態を模索しながら、大学の知的資源が各地域の発展に資することをめざし、地域の方々とともに事業を展開しております。

 リバティアカデミーでは、本学の教育・研究成果を還元すべく、駿河台・和泉・中野・生田の各キャンパスにて、質の高い生涯学習講座を実施しております。講座ジャンルは「教養・文化」「資格・実務・語学」「ビジネス」など多岐にわたり、その数は年間400近く、1万5千人を超える受講生がご自身の興味に合わせて学びを深めておられます。また近年は、文部科学省の「履修証明制度」を利用した女性の仕事復帰・キャリアアップを支援するビジネスプログラムなど、魅力あるプログラムを提供しています。

 近年、「リカレント教育」という言葉が使われ始めました。リカレントとは「循環、回帰」を意味する言葉です。「学びなおし」ともいえるでしょう。学びは学校教育を修めることで終わるのではなく、社会に出てからも生涯にわたり続けていくことが重要であると言われています。社会連携機構の事業に参加される多くの方が、より豊かな人生を築いていきたい、そしてそれぞれの地域や活動の場で活かしたいという思いを持っておられることを実感しております。私どもはそのような社会のニーズに対応しつつ、教育、研究により蓄積された知識が社会という現場で活用されていくことをとおして、新たな知見の発見がもたらされるという「知の循環」を実現していきたいと考えております。

 社会の変化が目まぐるしい昨今ですが、そのスピードに合わせて柔軟に事業を展開できるように、教職員一丸となって取り組んでまいります。引き続き、本学の社会連携活動に対する皆さま方のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。


お問い合わせ先

社会連携事務室

駿河台キャンパス
〒101-8301
東京都千代田区神田駿河台1-1
アカデミーコモン11階 

リバティアカデミー担当
TEL:03-3296-4543  FAX:03-3296-4541

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