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震災等復興活動

本学の取り組みが文部科学省「復興教育支援事業」に採択されました

2012年02月01日
明治大学 震災復興支援センター

「浦安ボランティア活動拠点」開設記念シンポジウム「浦安ボランティア活動拠点」開設記念シンポジウム

入船中学校での土のう補修ボランティア入船中学校での土のう補修ボランティア

「東北被災地サポートマルシェ」での物産販売「東北被災地サポートマルシェ」での物産販売

 2012年1月31日、文部科学省から、平成23年度「復興教育支援事業」採択団体が発表され、明治大学震災復興支援センターの取り組み「復興支援人材を育成する正課外を通じたキャリア教育支援」が採択されました。

 本取り組みは、明治大学と浦安市立入船中学校が浦安市教育委員会の協力を得て、「総合的学習」におけるキャリア教育として、経済の立て直しの必要性を認識しながら、自らの震災体験を適切に理解しつつ、他の地域の状況にも関心を示し、経済社会の側面から復興を担える人材を育てることを目標としています。

<主な内容>
1.職場体験先探しのサポート
2.被災地の職場体験の実施サポート
(1)職場体験先でのサポート、プログラム構築の調査分析
(2)東北被災地サポートマルシェにおけるキャリア実習の実施
(3)被災地企業との交流
(4)復興支援に関わるキャリア教育プログラムの開発
(5)教育プログラムの教材化と普及

 明治大学では、震災復興の長期的サポートのため、首都圏でもとりわけ液状化被害の大きかった千葉県浦安市に「浦安ボランティア拠点」を開設(2011年6月)しました。

 これまで、浦安市内中学校の校庭整地や学習支援に関するボランティア活動のほか、本学学生と市内中学生が協働して、岩手県釜石市や福島県郡山市など東北被災地の物産品を販売する「東北被災地サポートマルシェ」を開催しており、これらの取組みは、被災地支援の実践と被災地支援の人材育成の両面から、全学部の学生が受講できるボランティア実習科目(正課教育、2単位)と位置付けています。

 入船中学校では、1年生の総合的学習で職場体験を行っていますが、震災の影響で受入れ事業所が減少しており、明治大学震災復興支援センター「浦安ボランティア活動拠点」を受け入れ先のひとつとするとともに、「東北被災地サポートマルシェ」におけるネットワークの中で被災地をサポートする職業体験を行います。

 キャリア教育の実施には、多くの企業・団体や指導する人材が必要であり、日本各地で多くの人材が求められています。本取組は、どの地域でも実施可能な教育プログラムとして成果を示すことを目指しており、次年度以降、東北各地の中学校での展開を検討しています。
 
お問い合わせ先

明治大学教学企画事務室(震災復興支援センター)

駿河台キャンパス
101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL 03-3296-4288

Email:fukkou@mics.meiji.ac.jp