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震災等復興活動

宮城県気仙沼市との震災復興に関する協定を締結しました

2012年05月21日
明治大学 震災復興支援センター

調印後握手をする菅原市長(左)と福宮学長(右)調印後握手をする菅原市長(左)と福宮学長(右)

 明治大学と宮城県気仙沼市は2012年5月18日、東日本大震災に関わる諸課題の解決や施策の実施について協働するため、「明治大学と気仙沼市との震災復興に関する協定書」を締結しました。本学では、震災復興を目的とした自治体との協定は、福島県新地町岩手県大船渡市に続き、3件目となります。

 調印式典は気仙沼市役所で行われ、本学からは福宮賢一学長、針谷敏夫理事・震災復興支援センター長、中林一樹大学院政治経済学研究科特任教授・東北再生支援プラットフォーム代表、鳥居高副教務部長らが出席、気仙沼市からは、菅原茂市長、峯浦康宏副市長、大江真弘副市長、白幡勝美教育長、赤川郁夫震災復興・企画部長らが出席しました。その他、臼井賢志気仙沼商工会議所会頭、勝倉敏夫気仙沼地区駿台クラブ会長など気仙沼地区の校友の方々も同席されました。

 調印後のあいさつでは、福宮学長が「明治大学は131年目を歩み出し、『次代を拓き、世界へ発信する大学』として教育・研究・社会貢献にこれまで以上に力を入れ、とりわけ社会貢献では震災復興に力を入れていきたい。」と語ると、菅原市長からは「復興には5年、10年と時間がかかる、これからは大学の知的財産を活用し、復興の視座となっていただきたい。」と応えました。

 気仙沼市とは、菅原市長が昨年10月本学で開催された日本災害復興学会に参加したことをきっかけに、同市と本学教職員との交流を重ね、今回の協定締結に至ったものです。

 今後については、気仙沼市で震災復興活動を実施している大学で構成する気仙沼大学ネットワークへ参加すると共に、学生・教職員のボランティア活動の派遣を行う予定です。また気仙沼市の復興計画に必要な職員の採用試験を、明治大学を会場として実施することなども予定しています。

 宮城県気仙沼市は、人口約70、000人。宮城県の北東端に位置し、東は太平洋に面し、南は宮城県本吉郡南三陸町、北は岩手県陸前高田市に隣接しています。沿岸域は、リアス式海岸を形成し、その美しさにより、陸中海岸国立公園及び海中公園、並びに南三陸金華山国定公園の指定を受けています。
 東日本大震災においては、同市の死者・行方不明者が1、322名を超えています。