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震災等復興活動

福島県新地町で「夏休み科学教室 」を実施しました

2012年08月28日
明治大学 震災復興支援センター

初めての大学の講義に興味津々初めての大学の講義に興味津々

学生が手伝いながら、一生懸命作りました学生が手伝いながら、一生懸命作りました

元気な笑顔に接し、息の長い活動の必要性を感じました元気な笑顔に接し、息の長い活動の必要性を感じました

 本学の復興支援活動の一貫として、8月19日(日)、新地町立駒ヶ嶺小学校において第1回目の「夏休み科学教室in新地町」を開催しました。同小学校の5、6年生15名が、「模型飛行機を作ろう」8名と「エンジンを作ろう」7名の2グループに分かれて工作に取り組み、完成した模型飛行機を飛ばしたり、スターリングエンジンを動かしたりしながら、その仕組みや関連する科学的な事柄についての講義を受けました。
 「ものづくりを通して子供たちの科学技術への興味を喚起する」ことを目的に、1995年度から理工学部が行っている夏休み科学教室の一部を、今回は出張形式で実施しました。本学からは指導教員として伊藤光、土屋一雄(理工学部・教授)の2名のほか、ボランティア6名(大学院生2名、学部4年生3名、一般1名)の計8名で実施しました。

 実施中、生徒たちは、集中力を切らすことなく工作や実験・講義に取り組んでいましたが、アンケート調査から、児童たちにとって工作は少し難しかった様子が伺えました。しかし、感想文には、苦心して製作した模型飛行機を体育館で飛ばしたときの飛行の様子、すごく良く飛んだこと、それがとても楽しかったこと、最初動くかどうか不安だったエンジンが回転したときの状況、回転速度を上げるためのアイデア、エンジンについての新たな興味などが書かれており、完成させた作品について全員に満足してもらえました。
 本学として、ものづくりを通じて科学技術の原点に触れる学びの場を提供することができたように思うとともに、参加した児童たちの元気な笑顔に接し、息の長い活動の必要性を強く感じました。