今回の記事は、震災復興支援センター・浦安ボランティア活動拠点で活躍している商学部2年の石田歩実さんが投稿してくださいました。
2012年11月6日(火)に浦安マンガ寺子屋事業の一環で福島県新地町駒ヶ嶺地区の学童保育でイラスト教室を開催しました。もともとは
千葉県浦安市で開催していたイラスト教室ですが、今回は新地町の関係者の方から依頼があり、浦安ボランティア活動拠点で活躍する学生3名と、講師の明治大学嘱託職員の大竹さんが新地町まで行って参りました。イベントは15:00から開始し、学童保育に在籍している34名の小学1~5年生が参加しました。
今回は今まで「被災地」という言葉でしか、くくられなかった2つの地域を、「イラスト教室」という言葉で、その地域の子供たちが交流をすることを目的にイベントを行いました。まず、新地町の子供たちに浦安市のことを知ってもらうために、学生による説明(震災で浦安市はどのような被害を受けたか、など)をしました。イベント内容としては、新地町の子供たちが「自分で考えた乗り物や動物に乗って、浦安の子供たちに会いに行こう」というテーマでイラストを描いてもらい、そのイラストに吹き出しをつけ、セリフをいれることにより、マンガらしさを取り入れました。
学生はそれぞれ6つの机に分かれ、子供たちと一緒にアイディアを考えたり、子供たちに浦安の説明をしたりしました。新地町では、新幹線(はやて、はやぶさ)の絵を書く子供たちが多く見受けられ、浦安との地域の違いを感じました。学童保育の先生方は「子供たちにこんな集中力があるとは思わなかった。」と、とても驚かれていました。また、学童保育には漫画本が少ないことから、近いうちに、浦安ボランティア活動拠点からマンガの寄贈も予定しています。