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震災等復興活動

宮城県南三陸町における学習支援活動について

2019年07月03日
明治大学 震災等復興活動支援センター

お楽しみ会で色々な話をして子ども達との距離が縮まりましたお楽しみ会で色々な話をして子ども達との距離が縮まりました

この日は天気が良かったので外で一緒に体を動かしましたこの日は天気が良かったので外で一緒に体を動かしました

別班はサークルが管理する公園の整備を行いました別班はサークルが管理する公園の整備を行いました

宮城県南三陸町において、明治大学公認ボランティアサークル「きずなInternational」は定期的にボランティア活動を行っています。現地で活動した文学部の学生から、今回の活動について寄稿がありましたのでご紹介いたします。
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 今回で私が南三陸町に足を運ぶのは3回目でした。それと同時に受け入れ先であるすずのき音楽教室さんの下での学習支援の活動も3回目でした。学習支援の活動では、現地の小学生に勉強を教えたり、長期休みには課題を終わらせる手伝いをしたり、お楽しみ会と称してきずなInternationalのメンバーと子どもたちが交流したりといったことを毎回行っているのですが、自分自身毎回同じことをやって果たして意味があるのだろうか、という問いを自問自答した時期がありました。
 今回現地で再び子どもたちに会った時、前回私が行った12月末の活動の時に出会った、人見知りであまり話したがらない女の子がまたいたのですが、彼女は私が施設に入った途端すぐに近くに寄ってきてくれました。彼女のあまり輪に入りたがらない性格はそのままでしたが、少しこちらに心を開いてくれたようでとても感動しました。そのような変化があったのは彼女だけではないようで、教室の先生とお話しすると「何回も来てくれるうちに子どもたちもみんな(きずなInternational)のことを信頼してくれるようになった」と仰っていただきました。1回や2回ではなく、先代の先輩方から数えて何度も訪問したからこそ頂いた言葉で、継続して物事を行っていくことの大切さを学べたような気がしました。

 今後は、3月の活動で小中学校のPTA会長をなさっている方との出会いがあり、その方から地元小中学生との交流会を提案されたのでその提案を提案で終わらせるのはなく、行動に移せるようにミーティングや現地訪問を重ねていきたいです。また、その交流会には今まで時間を共にした音楽教室の子どもたちにも参加してもらい、もっと活動の範囲を広げていきたいと思っています。
 また、最近勉強会をやっていると、中学生や高校生など小学生よりも大きい子どもたちが勉強を教えてもらおうと顔を出してくれることがあって、塾が周りにあまりないのは小学生だけではなく中高生も同じで、中高生からのニーズも感じるので対象年齢の拡大なども視野に入れて活動を行っていきたいと思います。

           文学部2年 松本 彩