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震災等復興活動

静岡県沼津市における公認ダイビングサークルRocoの海底清掃活動について

2020年02月21日
明治大学 震災等復興活動支援センター

総勢27名で静岡県静浦港での水中清掃を行いました。たくさんのゴミを潜って拾い上げました。総勢27名で静岡県静浦港での水中清掃を行いました。たくさんのゴミを潜って拾い上げました。

様々な大学のダイビングサークルも参加。写真は開会式の様子。様々な大学のダイビングサークルも参加。写真は開会式の様子。

支給されたゴミ入れは空き瓶やプラスチックゴミでいっぱいになりました。支給されたゴミ入れは空き瓶やプラスチックゴミでいっぱいになりました。

バディ同士で協力し合い器材セッティングする様子。バディ同士で協力し合い器材セッティングする様子。

実施前のミーティングで安全確認を行います。実施前のミーティングで安全確認を行います。

台風19号の被害にあった静岡県沼津市で、海底清掃を行った学生より寄稿がありましたので紹介します。
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今年甚大な被害を及ぼした2つもの大きな台風、15号と19号。沢山の方が被害に遭われ私の地元千葉でも多くの被害、そして被災者が出ました。まずはこの場をお借りして被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 私たちは今回、19号が上陸してから約一週間後の海に潜り、海底のゴミを拾うボランティア活動を行いました。台風によって流れ着いたであろうゴミもありましたが、実際潜ってみて、ビールびんや砂底深くまで埋まった鉄の棒など、台風前からあったであろうゴミも多いなという印象を持ちました。また今回のボランティア活動は私たち『明治大学ダイビングサークルRoco』だけでなく、駒澤大学や法政大学など、他の大学のダイビングスクールとも協力して行いました。およそ140名で普段私たちが活動している海をきれいにして、少しでも恩返しができたことは一人のダイバーとしてとても誇りに思います。それと同時に、いつも私たちが海に潜って、多くの素敵な仲間とかけがえのない思い出を作ることができているのは、ダイビングスクールやマリンサービスの方々をはじめ、部員や家族など、本当に沢山の人のおかげなんだな、ということも改めて感じることができました。
 現在、世界的規模で地球温暖化、海洋汚染やマイクロプラスチックといった、海に関わる環境問題がより懸念されています。特に地球温暖化の影響は自分自身でも潜っていて感じることが多々あります。11月の伊豆の海でウミガメをみることができるとは思ってもいませんでした。
 私はまだまだ自分たちダイバーにしかできない、そして大学生だからこそできる何かがあると思っています。今回の活動はそのことを体感し、実感することのできた良いきっかけとなりました。またサークルとしても海で活動する人としてマナーを守っていく意識の高まり、胸を張ってこのサークルの良さを伝えることのできるとても素晴らしい経験になりました。Rocoを通じてまたこのようなボランティア活動をしていきたいと思います。

                              農学部3年 山口 茉莉奈

※ブルーエコダイビング「水辺の環境保全活動」
台風19号による金属片・タイヤ・プラスチック系等の海底ごみを大量に回収した。
主催 一般社団法人ブルーエコ協議会
後援 環境省
概要 2019年10月20日 静岡県沼津市静浦漁港にて  
参加人数:138名  回収ゴミ:約250kg