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情報コミュニケーション
学部

第17回行動経済学会全国大会にて「ポスター報告奨励賞(学部生部門)」を受賞(情報コミュニケーション学部4年・山田優樹さん)

2024年01月19日
明治大学 情報コミュニケーション学部

情報コミュニケーション学部4年生山田優樹さん(後藤ゼミ所属)が、2023年12月9日~10日に高知工科大学で開催された第17回行動経済学会全国大会において、「ポスター報告奨励賞(学部生部門)」を受賞しました。

行動経済学会
ポスター報告奨励賞受賞者

行動経済学会は、日本における行動経済学研究の促進を図り、その研究に関心のある広い分野(経済学、ファイナンス会計、経営、マーケティング、心理学、政治学など)の研究者、実務家、学生の交流の場として設立されました。

山田さんは、「限定合理的な人間像から見たバイアス盲点に関する一考察」という報告論文で受賞されました。この論文では、他者と比較して自分自身がバイアスの影響を受けにくいとの認識に基づく「バイアス盲点」に焦点を当てました。調査の結果、日本の一般人を対象とした場合でもバイアス盲点の存在が確認され、バイアス盲点が強い人ほどナッジによる施策に反対する傾向があることが明らかとなりました。そして、今後の課題としてナッジ施策を推進するためには、バイアス盲点が強い人々にナッジの有効性を理解してもらうことが重要であると指摘しました。