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情報コミュニケーション
学部

2023年度「国際交流(ベトナム)」派遣プログラム実施報告

2024年03月08日
明治大学 情報コミュニケーション学部事務室

校外学習の様子校外学習の様子

現地の学生たちと現地の学生たちと

交流学習の様子交流学習の様子

現地で活躍する日本人Youtuberのチカさんによる話を聴く学生たち現地で活躍する日本人Youtuberのチカさんによる話を聴く学生たち

世界遺産ハロンの湾上にて 奇岩絶景を背に世界遺産ハロンの湾上にて 奇岩絶景を背に

情報コミュニケーション学部は,2023年8月27日から9月11日まで,ベトナム短期派遣プログラム(学部設置科目「国際交流(ベトナム)」)を実施し,16名の学生(1年生8名,2年生2名,3年生6名)が参加しました。

 本プログラムは6月に行われたベトナム社会主義共和国のベトナム国家大学ハノイ外国語大学日本言語文化学部(ULIS)からの10名の短期留学生受け入れプログラムとあわせて双方向での学生交流を実現するプログラムです。

本年度は学びのテーマとして、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任・つかう責任」を取り上げました。

 2020年からは新型コロナウィルス感染拡大の影響で対面実施の中止を余儀なくされ、オンラインでの交流学習を続けてきましたが、4年ぶりの対面での実施が叶いました。本プログラムは2014年から始まったので、2023年度は10周年という節目の年でもあります。

 世界的に国際交流それ自体が再起動を始めた時期で、空港や外国人を対象とした観光・文化施設の多くも休業・閉鎖から少しずつ再開を始めた頃でした。選択肢が以前よりは限られましたが、その分、密度の高い交流学習を実施することができました。また、派遣時の最終報告会ではベトナムの学生と日本の学生の混合グループで準備学習が行われ、これをベトナムの大学の教員が指導するという今までにないスタイルでの実施となりました。言語や、観点の相違もありますが、互いに共有できる価値を模索して報告を制作していくことができました。

<派遣プログラムスケジュール(一部紹介)>

8月27日(日)  出国

8月28日(月)  ハノイに到着

8月29日(火)  ULISの学生と世界遺産タンロン史跡、軍事歴史博物館、文廟など見学

8月30日(水)  世界遺産のハロン湾見学

8月31日(木)  世界遺産のハロン湾見学

9月1日(金)   女性博物館・ホアロー収容所見学/Youtuber ベトナム・チカ氏の講義

9月2日(土)   自由行動日

9月3日(日)   ホーチミン廟/ホーおじさんの家/ホーチミン記念館見学

9月4日(月)   ULIS学生との交流学習 、ベトナム語入門

9月5日(火)   ULIS学生との交流学習、ベトナム語入門

9月6日(水)   ULIS学生との交流学習、ベトナム語入門

9月7日(木)   ULIS学生との交流学習、ベトナム語入門

9月8日(金)   日越合同報告会、修了式

9月9日(土)   市内研修

9月10日(日)  移動日

9月11日(月)  帰国

10月22日(日) 明治大学ホームカミングデーにおいて報告会の実施

派遣時の生活の様子 学生制作の動画ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=npGCgSuLKHA


動画制作者のコメント

教科書や本では学べない大変貴重な経験を得ることができるプログラムでした。2週間にわたる濃密な滞在ライフでは、ベトナムの学生生活を疑似体験でき、忘れられない思い出が沢山できましたダイジェストに収まらない程の写真や動画が沢山ありますが、少しでもプログラムで得られる楽しい瞬間、ガクの情コミを体現している姿を感じ取って頂けたら幸いです。(3年)


<参加学生の感想>

・初めて海外に行き、日本の常識は常識ではないと学んだ。日本の常識は世界でも常識なのかもっと知りたいと思うきっかけになった。

・ベトナムという国を意識する機会は「ベトナム戦争や、服の生産地欄で見かける程度だったが、プログラムに参加して、日本とは全く異なる文化の中で生活して多くの貴重な体験とかけがえのない友人達を得ることができた

・言葉も文化も異なる国を訪れ、初めて生活をするうえでマイノリティになる経験をした。身をもって文化や違いを体験し、自分にとっての「普通」がどれほど狭いものかということを認識した。自分がマイノリティの立場になったことで今までにない不安を感じたが、現地の子のアテンドのおかげで多くのことを吸収することができ、日本では経験できないような貴重な時間を過ごせた。このプログラムが自国について考え直す機会になったと共に、社会をもっと知らなければならないと感じた

・国際交流を通じて現地の学生と親しくなり、今でも連絡を取る仲になり良い機会となったプログラムだった。また、日本について紹介する際、いかに日本について知らないかを痛感したので、もっと日本について知りたいと思った。