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明治大学ボランティアセンター

【生田ボランティアセンター】「エネルギー環境教育」のワークショップに出展しました

2025年12月10日
明治大学

IKUTA SCIENTISTS CLUBIKUTA SCIENTISTS CLUB

ミーティングミーティング

グループに分かれて実験グループに分かれて実験

マイクロプラスチックについて解説マイクロプラスチックについて解説

 11月14日(金)、川崎市立枡形中学校で20年以上にわたり開催されている「エネルギー環境教育」のワークショップに、生田キャンパスの学生有志団体「 IKUTA SCIENTIST CLUB」が出展しました。
 
学生たちは、5月から約7か月にわたりミーティングや試作、予備実験を重ね、プログラムを企画・準備しました。
当日は、マイクロプラスチックをテーマにしたクイズと実験、さらに宇宙環境問題の紹介を組み合わせた90分のプログラムを実施しました。
 
まず、チーム対抗のクイズ形式でマイクロプラスチック問題について楽しく学べる導入を行いました。
続いて、中学生自身が海岸の砂から1mmに満たない微細なマイクロプラスチックを取り出し、染色して顕微鏡で観察する実験に取り組み、環境問題を自らの手で実感できるよう学生たちが指導・サポートしました。
さらに、今年のテーマ「人類の可能性~地球と宇宙~」に合わせて、宇宙デブリやロケット部品の海への投棄による環境問題を紹介し、スペースXなどが進める再利用技術を例に、未来の地球と宇宙を守る開発のあり方について考えました。

今回の取り組みは、学生が主体的に企画・準備し、実践力を高めるとともに、中学生にとっても環境への関心を深める貴重な時間となったと感じています。今後も、生田ボランティアセンターでは地域と連携した学びの機会を創出していきます。
 

企画運営者の声

① 協働して企画をつくり上げる難しさと成長
「複数人で一つの企画を作りあげるにあたり、互いの足りない部分を補い合いながら、全員が納得のいく形に完成させることの大変さと学びを実感しました。」

② 中学生一人ひとりに“成果”を実感してもらう工夫
「大学生がグループごとにサポートしたことで、参加した生徒全員がプレパラートを作ることができました。自分で作成した試料を観察することで、より観察意欲も高まったと感じています。」

③ 中学生が比較しながら楽しく学べる設計
「江の島と福井県の海岸から砂を採取してサンプルを集め、市販の染料でマイクロプラスチックを可視化しました。異なる採取地の砂と複数色の染料を組み合わせることで、観察結果の違いに気づきやすくしました。」