2020年12月17日（木）、和泉ボランティアセンター（和泉VC）は、杉並区内の高齢者施設の入所者らに学生のピアノの生演奏を届ける企画を行いました。
この企画は、兼ねてから和泉VCと大学生の地域参加に関して情報交換を重ねていた、杉並ボランティアセンターの仲介のもと実現。
区内の高齢者施設より、コロナウイルスの感染予防のため入所者が家族とも会えない状況が続いていると相談があったことがきっかけとなりました。
そこで今回、オンラインで何か届けられることを学生から募ったところ、佐々木亮輔さん（経営学部）が手をあげてくれました。
オンラインでの授業やミーティングを行うことに慣れてきたとはいえ、学生と施設をつなぐ試みは、お互いに初めての挑戦でした。
当初はトラブルを避けるため、事前に録音した演奏を流すことを検討していましたが、
「できれば生演奏に挑戦してみたい」という佐々木さんの気持ちを施設が快く受け止めてくださり、生演奏をオンラインで届けることになりました。
当日は、高齢者の方にもおなじみの曲『ふるさと』のほか、聴くだけで楽しめるようなクラシック曲数曲を演奏しました。
タイムラグが生じるのでは、ピアノの音がきちんと聴こえるか、など不安がありましたが、ほとんど支障なくスムーズに演奏を届けることができました。
入所者の方も、画面を見て演奏を聴きながら、手を叩いたり、足を動かしたり、身体を揺らしたり、と思い思いの方法で音楽を楽しんでくださいました。
演奏後には「音楽を聞かせてもらえてよかった」「難しい曲も多かったがまた聴かせてほしい」などの感想をいただきました。
オンラインでもできることがあると分かってきたので、今後も感染予防に配慮しながら新たな活動を模索していきたいと思っています。
