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明治大学体育会バドミントン部(スポーツ編)

2014年10月 第65回全日本学生バドミントン選手権大会男子ダブルス優勝(高野将人・宮嶋航太郎) 2017年9月 第60回東日本学生バドミントン選手権大会女子団体優勝 2018年10月 第69回全日本学生バドミントン選手権大会女子ダブルス優勝(上杉夏美・鈴木成美) 2018年10月 第69 回全日本学生バドミントン選手権大会女子団体第3位(4年連続)

 

『バドミントン部の伝統・歴史と輝かしい現在、そして世界へ羽ばたけ!』
 
体育会バドミントン部総合コーチ 鈴木郁雄 
 
 
 我が部は「日本のバドミントン競技の普及、発展に寄与すると共に技術の練磨体位の向上、人格の陶冶を目的とし、母校の名誉と伝統を維持することを創部の精神とする」として1947(昭和22)年4月に創部され、同年7月体育会に加盟を許可された。当部の主唱により明慶立三大学バドミントン連盟(後の関東学生バドミントン連盟)を結成した。現在は男女それぞれ約120校が加盟している。
 1948(昭和23)年に立教大学、1955(昭和30)年に立命館大学との定期戦が始まり、交互に両校体育館を使用し毎年定期戦が開催され、立教大学とは2013(平成25)年に70回記念大会、立命館大学とは 2013(平成25)年に60回記念大会を開催した。また、2017(平成29)年7月には「明治大学アカデミーコモン」に於いて盛大に「創部70周年記念式典」が開催された。現在の卒業生は490名を超える。
 駿台バドミントンクラブ(OB・OG会)は、初代会長梶間悟郎(1949年卒)、第2代会長石井保典(1949年卒)、第3代会長渡辺潔(1959年卒)の尽力によりその礎が築かれ、その後も歴代会長により引き継がれている。
 
 戦績について
 男子は創部から3年後の1951(昭和26)年関東大学春季リーグ戦に優勝、1953(昭和28)年全日本学生選手権大会団体戦で準優勝、1955(昭和30)年、1959(昭和34)年には第3位に入賞し、個人戦でも1957(昭和32)年にダブルスで高田忠(1958 年卒)・渡辺潔(1959 年卒)組が準優勝するなど昭和30年代も引き続き活躍めざましいものがあった。この戦績を支えたのは当時の監督内藤安雄(1949年卒)、コーチ村山幸雄(元公益財団法人日本バドミントン協会専務理事)(1953年卒)の功績によるものである。
 昭和40 年代になり1966(昭和41)年のリーグ戦で一部から二部に降格し、以降二部、三部の苦しい時代が長く続いた。しかしながらこの間も体育会バドミントン部として創部の精神を守り続け、部活動に部員一同は結束して、次世代へとバトンを渡してきた。
 そして平成へと時代は移り、少しずつ上昇の気配の中、2002(平成14)年以降は部員も充実し関東大学リーグ戦二部上位から一部復帰を狙う位置に徐々に勢いを増してきた。
 2010(平成22)年関東大学秋季リーグ戦で44年振りに男子一部復帰が成田大輔(2011年卒)主将以下選手一同の力で実現した。それ以降、現在まで次々と歴史を塗り替える戦績を上げるまでになった。
 2014(平成26)年の全日本学生選手権個人戦ダブルスで創部以来初めて宮嶋航太郎・高野将人(2016年卒)組が優勝に輝き、「ユニバシアード競技大会」日本代表選手に選抜された。
 2015(平成27)年には東日本学生選手権大会団体戦で初優勝、全日本学生選手権大会個人戦シングルスで高野将人が第3位、ミックスダブルスでは高野将人・高崎真美(2016 年卒)組が第3位に入賞した。
 2016(平成28)年には東日本選手権大会個人戦ダブルスで酒井健登(2019年卒)・仁平澄也が準優勝、全日本学生選手権大会個人戦ミックスダブルスでは仁平澄也・上杉夏美組が第3位に入賞するなど創部以来の記録を塗り替える戦績を上げるまでになった。
 一方、女子は創部以来、メンバーに名を連ね活動をしてきたが、1965(昭和40)年に関東学生連盟に加盟し、当初関東大学リーグ戦六部からスタート。停滞する時期が長く続いたが、男子とともに練習・合宿を繰り返し着実に力をつけ、1998(平成10)年には関東大学リーグ戦二部に昇格、2度の入替戦を経て、2006(平成18)年秋季リーグ戦において奥山(旧姓佐藤)真由(2007年卒)主将以下選手一同の力で関東大学リーグ戦一部昇格を果たし、さらに、全日本学生選手権大会団体戦において第3位に入賞する成績を収めた、当部にとって男子を含めて1959(昭和34)年以来47年振りの快挙となった。その後、一部・二部の入替戦を繰り返し、2015(平成27)年には全日本学生選手権大会団体戦で第3位に入賞。9年ぶり2度目の快挙となった。
 2016(平成28)年の秋季リーグ戦で再び一部に復帰、全日本学生選手権大会では前年度に続き団体戦で第3位、個人戦ダブルスで瀬川桃子・村上晃(2018年卒)組が準優勝に輝いた。2017(平成29)年度に台北で開催された「ユニバシアード競技大会」日本代表候補選手に、男子の宮嶋航太郎・高野将人(2016年卒)と女子の瀬川桃子・村上晃(2018 年卒)の4名が選抜された。
 2017(平成29)年東日本学生選手権大会で団体優勝、関東大学秋季リーグ戦では女子では創部初めての一部第3位に入賞した。2018(平成30)年には関東大学春季リーグ戦では第2位とは僅差の第3位となり、東日本学生選手権大会団体戦第3位、全日本学生選手権大会個人戦ダブルスでは上杉夏美・鈴木成美組が女子では創部初めて優勝した。さらに、シングルスで十河茉由(2019年卒)が第3位に入賞した。
 2019(令和元)年には東日本学生選手権大会団体戦で準優勝、個人戦ダブルスで上杉夏美・鈴木成美組が優勝、シングルスでは上杉杏が準優勝に入賞し、その年の第一回アジア大学バドミントン選手権大会に上杉・鈴木組が日本の学生を代表して出場した。また、全日本学生選手権大会個人戦ダブルスで上杉夏美・鈴木成美組が第3位、シングルスで西口涼子(2020年卒)、上杉杏がそれぞれ第3位に入賞している。
 現在は関東大学リーグ戦、全日本学生選手権大会の頂点を目指し練習を続けている。 男女とも特に近年大きく躍進しているが1987(昭和62)年から監督を務めている村野浩(1966 年卒)の尽力によるところが極めて大きい。
 卒業してSJリーグ等実業団でプレーを続ける選手も増加している。
近い将来、関東大学リーグ戦、全日本学生選手権大会の団体優勝を目指すとともに世界へと羽ばたく活躍が期待されている。
 
 国からの褒章受章者(バドミントン関連)
  藍綬褒章受章
 ・内藤 安雄(1949年卒)(1985年受章)
 ・村山 幸雄(1953 年卒)(1993年受章)
  勲五等双光旭日章受章 
 ・村山 幸雄(1953年卒)(2001年受章)

 各種国際バドミントン大会日本代表の監督・コーチ 
 ・内藤安雄(1949年卒)・村山幸雄(1953 年卒)
   第7回世界選手権大会トマス杯監督及びコーチ
 ・吹田修一(1953年卒)
   第1回、第2回国際学生選手権大会監督
 ・村野 浩(1966年卒)
   1974 年インターナショナルエキジビションマッチ監督
 (敬称略)