Go Forward

明治大学体育会ゴルフ部(スポーツ編)

2011年度日本アマチュア選手権優勝の桜井勝之選手

 

ゴルフ部の歴史
 
 ゴルフ部は1930(昭和5)年、春日井薫先生(元総長)が中心となり「明治大学ゴルフ倶楽部」として発足された。1935(昭和10)年に設立された関東学生ゴルフ連盟には、本学の他、慶應義塾、早稲田(以上が設立発起校)、法政の4大学が加盟し、また1961(昭和36)年には諸先輩方のご努力が実り、本学体育会では36番目の部として体育会に加入することが認められた。
 発足してから89年という歴史の中で有為な人材を多く輩出し、団体戦・個人戦優勝等、数々の輝かしい成績を収め、学生ゴルフ界の中心的存在として揺るぎない地位を築き、さらに近年においては、多くのプロゴルファーを輩出し、またその活躍は素晴らしいもので、明治大学体育会ゴルフ部の名を社会的にも高めた。
 男子では、団体戦において関東大学リーグ戦優勝を果たしている。個人戦では日本学生選手権に2度の優勝を果たした久保田瑞穂、小室秀夫(小室は2連覇)、日本オープン選手権優勝を果たした深堀圭一郎、日本オープン選手権優勝と日本プロ選手権の両優勝を果たした久保谷健一、残すところ日本アマチュア選手権優勝のみ本学から輩出していなかったが、念願の日本アマチュア選手権と日本学生選手権の両優勝(史上11人目)を果たした櫻井勝之を、また学士プロ第一号である奥津弘之を輩出している。
 近年、女子部も強化され全国女子大学対抗戦(インカレ)出場常連校となり、2019(令和元)年には念願の優勝を果たしている。この優勝は、ゴルフ部男女通じて創部初の団体戦全国制覇となる快挙である。個人戦ではTOPY CUP日米対抗選手権優勝を果たした田村良海、また創部初の女子プロゴルファー佐藤千紘を輩出している。
 現在では男女ともAブロック(一部)の常連校として常に優勝争いを出来る部となった。
 また競技だけでなく、関根宏一はゴルフ部監督、白雲会(OB・OG会)会長、日本ゴルフ協会理事等を歴任し、現在「駿台体育会第6代会長」として本学体育会全体の発展に寄与している。
 このように多くのOB・OGが、競技だけに留まらず、社会貢献を果たしている。
 上述のように強化され、実績を残すことができた大きな要因として、スポーツ入試制度という大学側の理解があったことと、社会で活躍されている諸先輩方のご協力を頂いたからと考えている。
 日頃から学生たちの指導としては、手腕を上達させるだけではなく、スポーツとしてゴルフを捉え、誰からも尊敬される社会人としてのルールをわきまえた良識ある人間を作り上げることが体育会所属のクラブとしての使命であると考えている。また学生の本分である文武両道を掲げ4年間を過ごし卒業し、ゴルフ部出身者が、例え僅かでも世の中の繁栄に寄与できたのであれば、これに勝る喜びと誇りはないと思っている。
 来るべき創部100周年を控え、これからも先輩方の精神を受け継ぎつつ、新たなチャンスを模索したいと考えている。