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明治大学体育会少林寺拳法部(スポーツ編)


140周年記念大会誌
少林寺拳法部 監督 関谷芳久


 少林寺拳法部は1961(昭和36)年秋に創部された。日本の大学では4番目に早い創部である。元来少林寺拳法は中国において1500年以上の歴史を持ち、僧呂の護身術として発展し、門外不出の業として、日本には中々伝わってこなかったものを、故宗道臣が中国国内のいろいろの拳法を、20年に渡り修行してきたものを、戦後日本に定着させ少林寺拳法を創り出した。
 第1期主将の山川重治氏は、縁があって本山で修行し、直弟子として明大に拳法部を創ったのが始まりである。1965(昭和40)年に第1回全日本学生大会が開催され、現OB会長の吉田信行氏等の活躍により総合優勝を果たし、それ以降第3回、第4回、第6回、第7回と総合優勝を重ねてきた。
 1972(昭和47)年に体育会に昇格し、39番目のクラブとして大学に認められ、今日に至っている。第7回大会以降はより実践に近い乱捕り部門の廃止により総合の部が無くなり、演武主体の大会となった。
 2009(平成21)年度より大学の好意により2名ずつの特別入試に加わることができ、少しずつ部員のレベルアップがなされるようになった。
 2018(平成30)年の第53回大会からまた総合の部が復活し、見事46年ぶりに総合優勝に輝くことができた。近年は常に3位以内に入り早稲田、日体大等の強豪校と、しのぎを削っている。我が部は一般入試の部員も数多く、常に40名前後の部員を抱え活動している。一人でも多く立派な社会人になるよう少林寺拳法を通じて人材育成を目的に精進しているクラブである。